May 29, 2007

自分好み

 さきの連休から久しぶりに自炊をすることにしました。
 昔は”自分で料理した”という満足感だけでかなり食が進んだものでしたが、今は小食になったのか、味にうるさくなったのか、それとも料理がいい加減になりすぎたのか(多分最後のが最大の理由だ)、どうもいまひとつ喜びに欠けます。とはいえ、自分の好みの味に近づけられるというのはなかなかいいもので、面倒ながらひと月ほど続いています。

 短いストーリーを書くときも、やはり自分が読みたいものを書いているのではないかと思います。そのせいもあるのか、ある程度時を置いても自作は客観的に読むことができません。HPに載せたうちの半分ほどははっきりと好きで、今でも自分で読んで自分でじんわり噛みしめていることがあります。

 そんな中で自選3篇のうちの1篇、「残像」の推敲し直しがようやく一段落しましたのでHPに掲載します。
 当時はとにかく物語を凝縮しようと躍起で、硬い漢語を多用して文章の密度を上げることばかりに熱中していましたが、今にして思えばやはり読みにくい。中にはどうしても変えたくない表現があるので全体のバランスを崩さないように変えられる単語だけを言い換える作業は案外難しく、何度も諦めかけましたが、今回ようやくなんとか納得のいく推敲ができました。
 好きな3篇をようやく並べられて、宿題がひとつ片付いたような気がしています。

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May 21, 2005

難題

 presented by sleepdogさんのタイトル競作次回案を見たらなかなか難しそう。

 「電球魔人」
  これは読み手としては面白そうで楽しみ。庵さんが得意そうなタイトル?
  書くことを考えるとかなり苦しい。荒唐無稽な話を思いつける破格なところが足らないんだな。

「あめとおっぱい」
  なんと! これはしょうもないのしか思いつけそうもない。これもやはりどこかつき抜けていて欲しいわけで。
  しょうもないのを書いてみましょう。

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   あめとおっぱい

  私には結構至極なのだが友人のMはムチがないのがいたく不満らしい。

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  えぇ?! これって小説じゃないじゃん。書いておきながら水に流したい一篇。おそまつさまでした。

 「偏愛フラクタル」
  これは無理矢理なんとか書けそう。
  この頃公私共にあわただしいけれど、そういうときに限って書いてしまいそう。やれやれ。

 それで結局、マンジュさんは「偏愛フラクタル」を選びました。
 さて、書けるかどうか、どうなることやら。

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May 14, 2005

「だめな人」

 〆切はとっくに過ぎているのにひょいと出来上がりました。HPに載せるよりもここでさらっと流してしまおうと思います。

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    だめな人

 死にたいくらい疲れていたがここで死にそうになって道端に寝転がったらいいように踏まれ蹴られて財布を抜き取られ濠に蹴落とされるに違いなく餌食になって悪辣な奴らを肥え太らせるのだけは絶対に真っ平だからなんとか電車を乗り継ぎホームのベンチでようやく座って眠り込めずに悪夢にあがいている。もう、死にたい・・・・・・というより、畳の上で死にたい。

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 ・・・・・・なんだかなぁ。感想は書くまい。

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May 13, 2005

メデューサ風味

 このごろまたタイトル競作を楽しませていただいております。
 タイトルに合わせて書くという作業が好きなのですが、タイトルに対する好みの具合もまちまちですぐになにか思いつく場合となかなかアイデアが出ない場合があります。さらにアイデアが自然に連鎖反応して雪だるま式にふくらむ場合となかなか大きくならない場合があって、自身の出来上がりに対する好き嫌いはこのふくらみのあるなしでほとんど決まってしまうのです。
 今回は「だめな人」というタイトルで書いていたのですが、1週間かけてあれこれ推敲した1作が首を捻ってしまう程度にしか仕上がらず、頼んで読んでもらった友人もプリントアウトを睨んだまま固まってしまう”ショートストーリーメデューサ風味”。結局これはお蔵入りです。面白いタイトルと思うのですが、笑える文を書くというのは実にセンスを必要とすることなのだと痛感しました。

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April 23, 2005

推敲

 たしか太宰治は、編集者に催促されると酒を一口含むやいなや、『駆け込み訴え』を一気に口述したとかなんとか、伝説的な話がありますし、カエサルの『ガリア戦記』、読んだことはないけれど簡潔で明晰な文章とのこと、これも戦闘を繰り返す軍営の日々の合間に口述したものなのだそうで、そうした才能には目をみはるばかりなのですが、推すか敲くかでうんうん唸ってしまう人のほうにどうも親近感がありまして。その昔、大河ドラマ『草燃える』で藤原定家を演じた岡本信人さんが苦吟の末「できた!」といたくスッキリした姿なんか笑ってしまいますが、悩んでも最後にぴたりと決まればすばらしい。村上春樹は推敲に時間をかけて小説を仕上げるそうですが、切り上げ時を決めないといつまでも字句をあれこれといじくってしまう、というような趣旨のことをどこかで書いていたように思います。一字一句もう動かないところまで、というのは幻の理想か。作品が長ければ長いほど可能性は百花繚乱、どの言い回しを選んだら言いたいことに最も近づけるのかは有限の作業では分り得ないのかもしれません。
 とはいえプロの作家が作品の発表後に再び手を入れることには少々引っかかりも感じてしまう。読み手としてはなんとはなしに不安を感じてしまうのです。その点、素人は気楽なもの、先日「降るまで」というタイトルで久しぶりに投稿をしようと思ったんですが締切日を2日間違えていて、推敲は一応したものの雑な姿のまま提出してしまいました。幸い評をもらえて欠陥も見えてきたので提出後も手を入れてようやく完成。途中の姿を明かすのは恥ずかしいのですが、こういう次第で完成版とともに提出版もこっそりHPにアップしました。

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March 22, 2005

花粉ざかり

 外へ出てはいけないというのは苦痛なもの。昨日はとうとう自転車に乗って近所を店から店へと走り回っておりました。買い物下手で場所を選ぶのに時間がかかる性質なのだけれど順番も考えずに梯子するのがそれ自体楽しく、3時間ぐらいすぐに経ってしまいます。いつも半日仕事なのです。
 とはいえこの季節の晴天、風もあってあたたかな日、当然走っているうちにも刺激が頻々とやって来ます。帰宅してからもくしゃみと涙が止まらず、症状は今朝も続き、待望の雨のおかげかようやく夕方に鎮まってくれました。自業自得。
 残り少ない薬の補充にお医者に行きました。今年はいつもより厳重に対策しているせいもあるんですが、花粉症の対策費用は1万円を優に超えて2万に迫る勢いです。健康保険があってこの有様、医療業や製薬業、衛生品産業などは特需になったんじゃないかな。経済原理というのでしょう、利益をあげることに異存はないんですが、患者の一人としてはどうも納得いかないふしもあるんです。これほどまでに花粉が飛び散ることになった要因には人のミスも含まれているらしいから。
 とはいえ内需拡大、政府も良いことと放置を決め込んでいるんじゃないかと長らく邪推しておりました。で、こんなことを書いたことも。”ウィルス”と書きながら頭には杉花粉のことがあったんですが、書いた直後に鳥インフルエンザが猛威をふるって洒落にならなくなったりもしておりました。
 ところがどうやら内需はむしろ冷え込んでいるらしい。春分連休は絶好の上天気だったのに外出を控える人が多いからなんだとか。うーむ、実感からすると、差し引きどう見ても赤字なんですけれどね。

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October 02, 2004

金字塔

 イチロー選手が米メジャーリーグの年間最多安打記録を更新したそうです! 今日の試合を終えて259安打。また新たな金字塔を打ち立てました。

 ところでこの金字塔という言葉、金で文字を象嵌かなんかした記念碑みたいなものをずっとイメージしていたんですが、どうやら違うらしい。ピラミッドのことなんだそうです。そう言われると「金」という文字はピラミッドに似ている。稜線が尖っていて、下の部分は石積みの線に見えてきます。うまいこと言ったもんだ。

 そんなわけで、字形ネタをひとつ、「面」で狙ってみました。
 丁度一年ほど前に書いた作品で、評判悪かったんですが自分ではかなり気に入っております。

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September 15, 2004

点源?

 先日ひさしぶりにショートストーリーを書いて、「点源」というタイトルをつけました。

 普段はあまり使わない言葉なので気になって辞書をひいてみたら、載っていないので吃驚。
 理化学辞典にすら載っていない! あわてて物理の教科書をめくって、ようやく使用例を見つけました。そこではとりたてて言葉の説明もなく「点源からの球面波」と書いてありました。それで十分通じるので一般的な言葉なのだとは思うんだけど。

 普通の言葉と思って使ったら相手に通らなかった、というのはちょっとしたショック。
 辞書にないというのもやっぱりショックです。

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