June 23, 2007

さらばあの日のかのテレビ

 部屋の中がいつまでも片付かないことjに業を煮やし、使っていなかった古いテレビを半ば八つ当たり気味の勢いで捨てて来ました。近所の家電の店に聞いたらリサイクル料金を払えば引き取るとのこと、14インチのブラウン管は嵩張る割には軽く、片手でぶら下げて車に積み込めたし、手続きも店のカウンターで記名した程度で済んでしまい、やってみたら簡単なことでした。ついでに棚も買ってきて床に散らばっているものを積むことに。こちらは床の有効面積は広がったものの威圧感が出てしまい、初日は功罪相半ばという印象です。とはいえ、まぁ良くやったかな。

 などと自己満足していたときにふと気付きました。
 あのテレビ、そういえば一人暮らしを始めたばかりの春にすぐに買ったものだったんだっけ。

 人生の半分はもう一人暮らしを続けていることになるのですが、その始めの日々に買ったモノたちは、壊れたり引越ししたりする度に一つ欠け二つ欠け、今はもう幾らもありません。ここ1年ほどは部屋のレイアウトの関係でPCのチューナーでテレビを見ているのですが、その前はこの古テレビを使っていたのでした。故障した時はこっそり蓋を外し、基板を押すと点くことからどこかが接触不良なのだろうと推測したものの判定はつかず、そのうちうっかり感電しかけたため諦めて修理に出したこともありました。修理費用はかかったけれどちゃんと直ってずっと使えていた一品、今も別に壊れていたわけではありませんでした。

 捨てることになったのは現在の必然、捨てるべきだったとは思うけれど、嗚呼哀しい哉。

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April 08, 2007

オブジェクト

今も同じ夢に見ている。Rimg0124

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March 08, 2007

ミニコンポの帰還

 ミニコンポのアンプが修理から帰ってきた。

 このコンポ、10年ほど前に購入したもののそれほど活躍することもなく次第次第に壊れてきて部屋の隅に追いやられていたのだけれど、今回半強制的に部屋の大幅な模様替えをするにあたり、捨てるに忍びなく修理見積もりを依頼して判断をメーカーに預けてしまった、という次第。総額1万円弱で直ると言われ、折角送ったのだし直してしまおう、とそもそもの気弱を引きずったしまりのない話になった。

 いろいろな場所に不具合があったのだが、多分アンプのキャパシタあたりがいかれて合併症になっているんだろうと当たりをつけてアンプだけ送り出したところ、リレーがいかれていたらしい。症状が再現できました、と言われて、喜んでいいのか悲しんでいいのか。

 ステレオ、というとレコードを連想する。ちゃんと言うならステレオフォニックオーディオセットというべきか。その後、小型のコンポーネントステレオをミニコンポというようになり、ラジカセの上位機種の扱いで一世を風靡した。その頃主流の記録媒体はCDとカセットテープで、録音可能なデジタル媒体の模索はDATでは失敗したがMDで成功した。
 ところがその後、CD-RからDVDへとPCとの連携による記録媒体の乱立が始まり、フラッシュメモリーやHDDなどのオーディオへの逆流入が起きたらしい。久しぶりに家電量販店のオーディオコーナーを覗いたら、今もハイエンドなミニコンポはあるものの、主流はどうやら携帯デバイスにアンプとスピーカーをつけたような極めてコンパクトな製品群になっているようだ。よほどのプレミアものでない限りオーディオ機器の中古販売はできなくなっているような話も聞く。ミニといっても大きすぎるコンポはレコード同様、それほど思い入れのない者にとっては場所ふさぎなだけの時代遅れの代物になってしまったのかもしれない。

 部屋の真中にミニコンポを置いて結線し、帰ってきたアンプを最後に鎮座させ、帰還祝いにベト7を演奏してもらった。やはりでかいな、とは思うものの、もっと音楽に親しめるようになれるなら、古いコンポもなかなか良い物と思えるようになるだろう。

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March 05, 2007

雑踏に消えかける

 騒々しい世間で踏み消されてしまいそうな一線。

 人権はただの観念ではなくて、深くやすらかな眠りと心身を温めてくれる食事のことなのではないかな。

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December 16, 2006

アイスクリームのラムレーズン

 以前とある海辺の観光地で大好物のラムレーズンアイスクリームを大盛にしてもらって自由の女神のトーチよろしく右手で持って歩いていたら背後から滑空してきたカモメが右肩すれすれに飛び過ぎたので驚いてアイスクリームを見たら嘴の痕が深々と残っていた、ということがありました。信じがたいことですが、おそらく奴はラムレーズンをピンポイントで啄んだのでしょう。・・・あくまで仮説ですが。

 ところで、CMの中でクラッシック音楽の1フレーズやそのメロディラインのアレンジなどが使われることがよくありますね。その曲の中でも一番有名なサビの部分が選ばれやすい。小説でも一節だけが切り取られて言葉の断片として使われることがあります。言葉は切り取った部分が短いほど多義的になり、上手く使えば効果も大きい反面、原文の意図からは離れてしまうことも。

 著作権等の権利の問題さえクリアしていれば、優れたメロディやフレーズは蓄えられ繰り返し使われることによって広く末永く行き渡る方がいい。特にせわしない今は、例えば交響曲1曲を30分以上かけて4楽章全部聴く気にはならず、プロがそのエッセンスだけを切り出して現代風にアレンジしてくれた方が親しみやすい。けれどそこからは原曲の全体的な構想はどうしても抜け落ちてしまいます。小説もしかり。サビの一句は切り出してそれだけを眺めるとしばしばクサいけれど、本来はその一句を生かすための下準備の文脈があり、本来は小説全体のなかの一節として生きるように書かれたものだろうと思います。

 スポーツニュースのダイジェストで各チームのフォワード達によるゴール集を見るのとサッカーという競技全体を楽しむのとは少し違う。ラムレーズンだけを取り出してぱくぱく摘み食いするのと時間をかけてゆっくりと食事しアイスクリームまで味わうのとは別。どちらが良いというわけではなく、その両方があることを知る余裕だけは持っていたいと思うわけですよ、カモメ君。

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December 14, 2006

第一夜

 昔、CDのジャケットに惹かれて買った曲、リムスキー=コルサコフの交響組曲《シェエラザード》を久しぶりに聴いています。
 シャリアール王は心の奥深くで傷ついていた。彼は一度は世を捨てて放浪の旅に出たけれど、そこで再び決定的な傷を受け、切れてしまう・・・『千夜一夜物語』の中にはもう一度読みたい話が幾つか含まれていたけれど、今も思い出す珠玉の物語はひとつ。この千夜一夜の枠組になっているシャリアールとシェエラザードの話、二人が出会うまでのいきさつと千夜と一夜の長い長い夜の物語です。

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December 10, 2006

ディオゲネスの樽

 古代ギリシャの哲学者ディオゲネスは、神殿で寝起きして「アテナイ人は自分のために住処を作ってくれる」と言ったとか。またあるときは住みかにしていた甕が割られてしまったが、すぐに別の甕をもらうことができたとか。
 ディオゲネスは欲望から解放されて自足することが重要と考えており、そのための肉体的・精神的な鍛錬を重んじたそうです。確かに物質的な快楽を求めずして誇り高い生き方をするには心も体もタフでなければなりますまい。大したもんだ、と感心する一方で、彼の生き方を可能にしているのは都会的な繁栄のお蔭でもあるんじゃないかな。

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December 09, 2006

どうとでもしやがれ

 体の具合が悪いときはできることの選択肢が極端に少なくなります。今日一日、床の中で眠れるときは眠り、眠れない時は苦痛を最小限にするように我慢していました。どうとでもしやがれ。病気は開き直るということを思い出させてくれます。

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December 08, 2006

自爆ハンスくん

 堤防に穴ができて水が漏れているのを発見したハンス少年は、その穴に腕を突っ込んで決壊を防ぎました。腕が冷え切って感覚をなくしても助けが来るのを待ち続けました。・・・・・・子供の頃、道徳の時間にこんな話を聞いたのを思い出します。この話はフィクションというか、一種の伝説なんだそうですが、今日職場で似たような状況に陥ってしまいました。”穴”を作って”水”を漏らしたのも自分自身なので単なる不用意な自爆だったわけで、久々に大いに冷汗をかいて焦りまくりました。安全第一、なめたらいかんいかんなぁ。

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November 12, 2006

ちょっと好きになる

 ドイツの社会学者 Walter Chottsky 氏によると、多くのものごとを少しだけ好きになるというのは趣味が良く大人としてあるべき態度だが、実際には到達が困難な境地なのだそうです。
 この世界で時を越えて連綿と受け継がれてきたものには大抵それなりの価値があるものですが、 関心を持つ契機がないとなかなか好きにはなれないもの。これは Chottsky欠陥と呼ばれていますが、簡単に言えば「喰わず嫌い」というヤツです。
 さらに、きっかけがあっても強制力が強すぎたり、その道の博学の者が幅を利かせすぎたりしていると、逆に嫌いになったり敬遠したりすることになります。これは Chottsky障壁の高さとして数量化が試みられていますが、多くの学問のみならず一部の娯楽ですらこうした入門の壁が厚い分野があることが知られています。こうした分野でも入門者が主となり専門家、好事家がアドバイスを与えるという姿勢でいれば、良好な Chottsky接合が形成され、少し好きな人々が安心して楽しめる場が作りうる、というのが彼の理論の趣旨です。
 彼によると森羅万象を少しだけ好きになることが教養の復権であり、社会全体の人々の意思の疎通を円滑にするのだそうで、これを Chottsky効果と名づけているのですが、そんな大層なことを言わなくても、ただの好奇心と楽しみのために、ちょっと好きになるための場所があったらいいと思います。

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November 05, 2006

ひとりっ子疑惑

 性格と兄弟姉妹の型との相関は血液型との相関よりも信頼が置けるような気がしています。
 
 今日、親しく話したのは初めての人に、「ひとりっ子?」と推理されました。
 事実はさておき、ひとりっ子型というのはいろいろと問題も多い型では?

 この頃普段、傍若無人に振る舞い過ぎているのかな、やっぱり。苦笑。

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November 01, 2006

憧れと資質

 自らが憧れている在り様になるために必要な資質を持ちあわせているとは限らない。
 己の資質を最大限活用できる在り様に満足できるとも限らない。

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October 24, 2006

親切のジレンマ

 あなたは今、A、Bの2人と一緒に行動しています。Aは普段から一緒に行動することも多い知人・仲間・友人・身内であり、Bは行きずりに偶然同道している他人です。そして、あなたはこの3人の行動を決定しなければなりません。行動には2つの選択肢があり、ひとつはAに有利でBに不利、もうひとつはAに不利でBに有利です。さて、あなたがもし親切な人ならば、どちらを選びますか?

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October 19, 2006

君子不器

 前職を引き継いで貰った先輩の最新の仕事振りを見て、質の違いを痛感。
 思い返せば在籍していた2年足らずの期間にしていたことはただの事務処理だったようで、真に成すべき課題には手が届かぬままに異動になってしまいました。
 君子は器ならず。実務を割り振り、それらを総合した事業を興すことができる人になるには、道程は遥かに遠いようです。

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September 30, 2006

締切 at the end of September 2006

 車が来ました。
 あまり売れていない構成で注文したせいか出来上がるまで3週間、待ち遠しくやきもきもしました。一昨日まで納車日が分からなかったのですが今朝ディーラーから連絡が入り、寿司じゃないんだからいいネタ入りましたって当日言われても、と思いつつも週末の町を走り回って現金を工面し、夜には受け取りを済ませて初運転がてら帰って来ました。
 これから大事にしてやらなくては、と思うと今日はむしろ気が重いのですが、改めて自分のものになってみると内装なども思いの外立派で、嬉しさを通り越していささか気後れがします。よろしく。これから少しずつ、馴染みになろう。
 
 突然の異動から2ヶ月。職場自体も引越しで公私共に立ち上げに追われる毎日でしたが、今日までで第一段階が完了。ざっくり思い描いた目標は完遂できなかったけれど、とりあえず応急処置は施して最低限の水準には到達。ホッと一息。明日から10月、第二段階。

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September 29, 2006

君子ならずとも

 「君子危うきに近寄らず」という諺は分別くさくて嫌いだったのですが、いつしかそれをしみじみ諾うようになりました。

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September 28, 2006

言えないことを言われたら

 片付けをしていたら歳の近い上司が帰宅間際に顔を出し、仕事の有為転変について談笑になりました。近頃は腹立ちもまぎれて塞翁が馬とも思い始めているせいか、今はこんな話も笑ってできます。
 上司氏も字面だけを拾ったら暴言と取れなくもないことを平気で言って来るのでむしろ驚き、後になって苦笑い。彼は無邪気な好漢で底意あっての発言ではないことは気楽な雰囲気からも伝わってきます。立場が逆ならば口に出すことをためらうに違いないことをあっさり言ってのけるのも人徳。
 少し余裕ができたかな。草叢の虫の声が耳に届くようになるのに似て、ささいな身の回りの出来事ひとつひとつが時に哀しく時に少し楽しい複雑な味わいを含んでいることにようやく気付きました。

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September 25, 2006

エイジングの対価

 健康診断の結果が返ってきて、思っていたよりまともで安心はしたものの、心身の不良と疲労は覆いがたくこれも加齢のなせる業かと落胆もするこの頃。若さ万能の世相もむべなるかな、若いことは素晴らしい。
 けれど、若かりし日々を思い返すとやっていたのは今以上にアホなことばかり。せめて今ある経験と知見をあの頃に持ち帰れたならと時折空想するのですが、このテーマはグリムウッドの『リプレイ』や、もっと言えば『名探偵コナン』もそうだし、そもそもはゲーテの『ファウスト』でも取り上げられたらしいし、と、古今東西多くの人々の心を捉えたアイデアだったようですね。『リプレイ』では人生のやり直しができると判った時にまず役立てたのは知識のほうでしたが、予知はできなくていいから今の経験知だけでもあの頃あったら、もう少し違った展開になったかもしれない。
 だけど、ただこのことを痛いほど思い知るために、これだけの時間がかかっちまったんだよ。
 もう若くはないし今も時々刻々歳をとるけれど、総合力は上回っていって欲しいものです。

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September 12, 2006

使いたくなる貧乏舌

 一般に美味しくないとされている食生活なのに美味しい美味しいと毎日飽かずもりもり食べていたら、貧乏舌だね、と言われてしまいました。初耳ですが言語中枢を直撃する分かりやすさ。悪口言われたのに感心するやら笑うやら。

 乏しいボキャブラリーにインパクトのある言葉が新加入してくると、その単語、使ってみたくて仕方がありません。

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September 10, 2006

2周年

 このblogも本日で2周年です。
 ご愛顧を賜った皆さまにあらためて感謝。これからもよろしくお願い申し上げます。

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August 31, 2006

古今東西・都会と田舎

 都会のネズミと田舎のネズミという話を思い出し、検索してみました。イソップ寓話なんですね。この話は寓話というよりもそれそのままのストレートな内容。ということで、都会と田舎のギャップは古代ギリシャでもあったんだ。

 と、こんなことを思うのも都会のネズミから田舎のネズミになることになったからです。1年と少し住んだ東京を離れ、この8月から地方のとある工業都市に住むことになりました。転勤です。この町は10年ほど前に2年間住んだことがあり、満更知らない土地でもないのですが、生活となると案外違うもの。ひと月経った今もギャップを埋め適応していく作業を続けています。

 例えば。一昨日ようやくインターネットが開通しました。少し前ならダイヤルアップだったから電話さえ開通すればすぐ使えたのですが、今は高速通信網の整備段階なのでこの町では開通までひと月待ちとのこと。接続工事に来た人も不慣れで機器の使い方が分からなかったらしく、援軍を2人も呼んでこの狭い部屋の中でああでもないこうでもないと試行錯誤すること2時間半。人手不足で工事は順番待ちです、とは聞いていたけれど、立会いでこの様子を見ていると妙な説得力がありました。

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July 31, 2006

ではまた

 こんなに便利な世界なのだから、少しくらい離れていても音信を伝えることはできるでしょう。

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July 30, 2006

悪しきからっぽ

 仕事がなくなると心の支えを失ってしまう気持ち、わかるよ。

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July 26, 2006

優先順位

 空腹で眠いとき、あなたはどうしますか?

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July 21, 2006

仕事好きの男

 仕事好きの男が腕を振るえる仕事に就けなくなって転職を考えている。そんな話をカウンターの隣に座ってひとしきり聞いておりました。ビールの後はワイン、二人でボトルが一本空いたけれど話が白熱して酔いが回ってきません。お互いいろいろあるな。今度会うときは二人とも新しい業務に就いているだろう。再会を期して夜の駅で別れました。

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July 19, 2006

からっぽ

 ひとしきり話して黙って話して黙って。楽しい時間が過ぎて雨上がりの夜中。終点まで乗っていい電車の人けのない座席に座って目を閉じたらそのまますんなり眠ってしまいました。からっぽ。

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July 16, 2006

いつか来た場所

 東京滞在中の旅人が帰り際に声をかけてくれたので丸ビルで昼御飯。初めて訪れたつもりでしたがどうも見覚えのある気がしてきて、しかもそのときもこの旅人さんと一緒だったような。そうだ。あの頃この友は東京の住人で、丸ビルを案内してくれたのでした。知り合ったばかりの頃だった。2年半が過ぎて互いの住処は玉突きのように場所を替え、まだまだ止まらず転がってゆく。その合間、幸運な偶然で一緒に食事ができました。

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July 15, 2006

小宴

 頭の中に張ってしまったくもの巣を払い、ご無沙汰していた先輩を誘って小宴を催しました。まともな話を笑ってできる人たちに会えて、楽しくて良い夜になりました。Mさん、Mさん、ありがとう。

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July 11, 2006

ワンポイントゲット

 不穏な内示が出ても粘り強い交渉で条件の改善を勝ち取った先輩、昨夜は一矢報いたとの知らせ。金曜日の説明も全くの無駄足ではなかったらしい。今朝はひさびさに良い寝覚めです。

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July 07, 2006

幸運一滴

 ツイてない日はあるもので。
 仕事の不調が頭を離れず、前夜思い余って今日急遽関係部署の長に状況説明をしに行くことにしました。午後一番のアポイントメントを取り、以前使った資料をかき集め、忘れ物を一旦家に取りに帰ってから関係部署まで電車に乗って行きます。こうしてなにも生みだされない午前中が完了。午後は延々2時間半も状況説明をしたのですがどうやら先方の腹案にはまるで反映される見通しはなく、徒労に疲れた格好で迷惑をかけた人々に謝って歩いていたら午後も終わってしまいました。前々から夕方に予定されていた取引先の接待は先方の事故の影響で突然のキャンセル、このまま帰宅するのもわだかまりがあって夜の街を行きつ戻りつ、たった一杯のビールに中途半端な眠気を誘われつつ素直に電車に乗り込む気にはなれず、駅のホームの片隅でメールをやりとりしていました。かみ合わない日はあるもんだ。覚えておこう。

 ”ツイてない日はあるものだ”というのは覚えておいて損のない知識かもしれません。逆に奇妙なくらいツイている日というのも、確かあったような気がします。でも、そういうツイている日の翌日に、ツイてない日も時にはあるということをきちんと覚えていないと、ツキの再現を目指すあまりフォームを崩してしまうことになるんじゃないかな。

 ところが最後に会いたかった人にメールが繋がり、貴重な幸運一滴、久しぶりに話ができました。不運の中のひとしずくの幸運、こういうこともあるってこと、ちゃんと覚えとこ。

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July 05, 2006

ハスラー募集中

 学生街の定食屋で晩飯を食べていたら女子大生とおぼしき3人連れがボーイフレンドにするならどんな男がいいかをかしましく喋っておりました。
 「サラリーマンは嫌。だって転勤あるじゃん。」やかましい! 残業と転勤はサラリーマンの華、チームで仕事したけりゃ転勤は宿命なのじゃたわけめ!!
 と、口にはださねどハラワタが煮えくり返ったのは訳があるのです。今日、関連部門でショッキングな人事異動の噂があり、重要な戦力をごっそり引き抜かれた上にリーダーまでが職場をシフトするとのこと。少ない残りメンバーを最大限に活用するにはこれを玉突きの始まりにして各所に再配置しなくてはならず、この足元へも数ヶ月以内に波及してくる可能性が高くなりまして、それでついつい怒りっぽくて。ま、スピッツみたいにきゃんきゃん吠えてもしょうがないことでござる、ヤレヤレ。
 だけど一番つらいのは秘蔵の弟子たちを引き抜かれて自身も転勤するリーダー氏。帰宅してから思い立って電話して、モチベーションを保って元気に地道に作業を進めよう、でもって今度近々楽しい店行って飲んで騒ごう、と、とりあえず基本を確認し合いました。

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July 02, 2006

Vintage Friend

 昨夕久しぶりに旧友が来訪。4軒はしごして食べて飲んで、サッカー観ながら家で飲み直そうと思ったけれど結局すぐ寝てしまいました。飲むとめっきり早寝になったって言うけどさ、昨夜は結構飲んだんだぞ。お互いに紅顔の美少年だったかどうかはかなり怪しいけれどあの頃のことはもう記憶の彼方、その後音信の疎密はあってももう20年を越えました。似ているといえば似ている、似ていないといえば似ていない、自分の生きなかった人生を相手のなかに見出して、また一杯飲むのです。

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June 18, 2006

猫大人

 太っているけどしなやかでしたたかで悠々とした老猫。犬青年とは違った生き方。

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June 13, 2006

アリバイ成立

 昨日同僚が風邪で休みまして、ウソだろドイツに行ってるに決まっている、と、意見の一致をみたわけですが、今日は時折咳きこみつつ元気に働いてました。昨日現地で見ていたら今日こそ寝込んでいるに違いない、というわけで、アリバイ成立。

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June 09, 2006

いけねぇ

 北村薫の「円紫さんと私」シリーズはやっぱりすごかった。『空飛ぶ馬』『夜の蝉』『秋の花』『六の宮の姫君』『朝霧』。微細に過ぎるくらいの心理描写と衒学ともとれる挿話の数々で一般的には好みの分かれるところかと思いますが、個人的にはこの濃密さにその後のこなれたシリーズにはない魅力を感じます。再読して必ず幸せになれる稀有な本たち。ストーリーは大体覚えているのでぱらぱらと斜め読み、好きな一節の拾い読みを気軽に楽しんでいます。
 ところで今日は「朝霧」にでてきた《いけねぇ、しくじったな》というフレーズに妙に気を引かれました。いけねぇ。子供の頃は結構普通に使った言葉ですが、最近すっかり口にしなくなりました。もったいない。大人の「いけねぇ」には重みと味わいがあります。「いけねぇ、しくじった」は流れ行く大人の時間の中でもう取り戻しようのない悲哀が漂うし、「もう、いけねぇ」と死期を悟るのももののあはれ、平凡にして素晴らしい最期の一言と思います。素直に「いけねぇ」と言えるような清々しい生き方をしたいものです。

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June 08, 2006

道草

 品川を過ぎ、汐留を通って。夕闇せまる新しい東京を新幹線の車窓から眺めていたらまっすぐ家に帰りたくない気分が漂ってきました。
 自分のすみかは全き安息の場所であるのが当たり前のはずだけれど、実際にはそれが得られれば相当な幸せと言っていいのかもしれません。住む、というのは雨風しのぐばかりじゃなくて、それだけの大きさをもつ事柄だと思います。たとえば、まだ明るい初夏の夕暮れ、相思相愛の可愛い新妻が待つ新居へ、帰りみちを急ぐ若いサラリーマン、なんかいいですね。幸せの真っ只中にいると本人たちはそれとは気付かなかったりもする。うん、そういうのものすごくいい。実に羨ましい。なんてね。
 でも、道草したい気持ちというのはそんなに深刻で重たいものではありません。さきのサラリーマン君にだってもしかしたらそんな風な浮かれ気分の日もあるかもしれない。洒落た都会にはきっとそんな時間を過ごさせてくれるカフェとかバーとかがあるのかもしれないけれど、残念、無粋なもので行くあてもなく結局ちょっと遠回りしただけで帰ってきてしまいました。ひと風呂浴びてさっぱりすると、それはそれで悪くないものです。

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June 07, 2006

昨日の今日

 昨夜急な雨に遭ったので鞄の中の折り畳み傘をさして帰ってきました。
 今朝は良く晴れて明るい空だったのでそのままお客さんの職場を訪問しに行ったのですが、空模様が急に悪くなって雨粒が落ちてきました。そのお客さんの職場は新しくできつつある町にあり、周囲は新築の住宅ばかりで駅前にすらマーケットも喫茶店もありません。打ち合わせを済ませて帰ろうとすると外はすっかり雨降り、歩けば10分もかからない道をわざわざタクシーを呼んで駅まで戻りました。
 雨降りの翌日は傘が濡れたままなので油断するとこんなはめに陥ります。

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June 06, 2006

植え込み

 昼間はビルの一間で缶詰の仕事。昼食休憩でようやく外に出ました。曇り空だけど感じのいい微風が吹いて気持ちいい散歩になりました。駿河台の一角に大手の損害保険会社があり、大ぶりの敷地の周囲や中庭のようにした立派なビルの吹抜にふんだんに植栽がしてありました。都会の一角にこんな余裕があると嬉しくなります。近所の学生でしょうか、昼食のカップ焼きそばの湯切りを植え込みに降り注ぐのはいささかかわいそうですぞ。

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普段はしないけれど平凡な今日

 気まぐれな毎日で日常がないので普段しないことをしたというだけではとりたてて変わった一日とは言えない気がします。そんな平凡な今日のこと2題。

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June 04, 2006

メール2題

 電子メールにまつわる話を2題。ひとつは1日(木)の出来事なので1日の項にしました。もうひとつもこの1週間の出来事ですが、書いたのは今日なのでこの後に書きます。

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June 01, 2006

すれ違いメール

 書名は忘れてしまいましたがとある本に、仕事の優先順位の付け方のコツが書いてありました。
 重要なもの/緊急のもの/時間の経過と共に悪化するもの、という3つの観点から見て、2点以上つくものを優先すべき、とのこと。ただの重要、ただの緊急では必ずしも優先度は高くないわけで、少々おっかなくて実に面白い説です。

 さて、今いる職場の仕事では目先の違った小さな作業がたくさん散らばっていて、数えあげると件数の多さにげんなりしてしまうところがあります。そんな中でどうにも気分の乗らない一件がありました。雑多な中では重要で、かつ時間の経過と共に悪化していく種類の作業なので、優先順位は高いはずなのですがどうにも手を付けたくなくて気掛かりにしたまま2ヶ月近くも放置しておりました。ところがこの1日の木曜日に別件から話が波及してこの件の進捗を上司に問われ、叱られて大急ぎで相手の会社へのメールを用意するはめになり、送信してようやく一服。作業としては上司の了解を得てメールを一本打つだけのことではあったのです。さっさと片付けてさっぱりすれば良かったのに、と反省しつつPCを覗くとその会社からメールが2通たてつづけに届いています。時間を見ると1通目がこちらの送信の1分後、2通目はさらにその5分後でした。
 1通目は先方からの催促で、2ヶ月も放置していたのにどうやら両者でほぼ同時にこの件に取りかかっていた様子。2通目は送信メールへの返信で、その中で先方が着信に気付かずに催促してしまって失礼、と書いておりました。冷や汗ものです。メールのやりとりが異常に多い仕事をしているしっかり者の同僚曰く、こうしたことが起きないように送信前に必ず受信ボックスを覗くのだとか。おそれいりました。

 ところがこの件は後日談があってまだ決着しておりません。急ぎで作業したため出張中のもう一人の上司には事後連絡になったのですが、後処理に注文がついてしまったのです。結局そのフォローを2日の金曜日にして、その結果を明日5日の月曜に報告の予定。放置が諸悪の根源ですが、拙速もやはり良くないんだな。

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May 31, 2006

五月の終わり

 晴れれば空は光に満ちあふれて涼しい風が爽快な季節。そんな日も幾日かありましたが、今年の五月は雨も多く、寒い日が多かった。明日から六月、ありきたりな感想ながら、時の経つのは早いものです。

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May 26, 2006

恋するPC

 うちのPCがどうやら恋をしてしまったようです。
 持ち主としては全うしてやりたいとも思うのですが、どうやらかなわぬ片思いらしい。

 そもそもの起こりは通勤の道筋にある薬局の立て看板でした。
 化粧品大手S社のUVカット化粧品の広告で水着姿の美女が立っていて、見たことあるようなないような、この人一体誰だろうと毎日首をひねっていたのです。
 そもそも化粧品のポスターは(とりわけS社のは)厚塗りすぎてモデルの美しさをむしろ損なっている気がします。どうやらこれにはいろいろ理由があるようで、化粧品も扱っている会社に勤めていたとある女性に聞いた解説によると、つまるところ美人を美人に見せるのは化粧の技でないから、ということらしい。もっともこれは説明を聞き手が勝手に意地悪く解釈しているところも、まぁあるんですけれど。この件はだいぶ以前(1年半も前だ!)にも議論しましたね。
 それはともかく。昨夜思い出して、ネット検索をしてみました。すると、なんとまぁ、今を時めくあのヒトとは! 言われてみればなるほどそうなんだけど、昨今の化粧は目元を強調しすぎていて日本人らしいかわいさが隠れてしまうように思います。サイトをめくっていたらスクリーンセーバーがあって、普段見かける顔立ちの写真も入っているようなのでインストールしてみました。

 このスクリーンセーバーは3枚の写真で構成してあるのですが、どの写真も素晴らしく、ちょっとした動きも洒落ていて、すっかり見とれてしまいます。ところがどうやらファイルサイズがかなり大きいようで、PCのハードディスクがだんだん速くなり、ビュウビュウ回転音を立てはじめたではありませんか。こんな素敵な写真をロードしていたら情熱的になってくるのもわかるけど、無理すると壊れちゃうぜ? 破滅の予感のするこの恋、さてどうしたものだろう?

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May 15, 2006

不遇と失意

 辞典で引いてみた。

 不遇→misfortune→不運、不幸(→bad luck)、逆境(→adversity)、災難
 失意→broken、broken heart

 勝手な印象だけれど、misfortuneというと一過性の災難という気がしてしまう。不遇は長期にわたる状況を言うのだろうから、多分adversityという言葉が適切なんだろう。broken heartからは失恋を連想してしまい、日本語の失意の方に長い長い冬の時代の重みを感じた。しかし、改めてbrokenという言葉を噛みしめると、これはこれで物理的に直接響く語感があって痛々しい。

 不遇と失意は伴って起きることも多いのだろうけれど、基本的に全く異なる概念だ。不遇でも意気軒昂としていることはあり得るし、厚遇されても失意に沈む場合もある。この違いを確めたくて、辞書で引いてみた。

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May 14, 2006

おじぎ草

 街を歩いていたら店先の歩道に小さなおじぎ草の鉢がたくさん並べてありました。買えないけれど、通りすがりにちょっとお辞儀してほしくなって、あの房を小さく並べた葉の真ん中をつついてみました。ところがつついた近くの房がいくつかもじもじと身もだえしただけでおじぎしてくれそうにありません。昔、野で見たおじぎ草はきゅっと固く葉を閉じてしっかりお辞儀してくれたのに。鉢植えのおじぎ草は大らかなのか、それとものんびりしてるのか。

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May 08, 2006

外の霧雨

 出先の元職場に来客を迎え、以前の上司と同席していろいろな情報を仕入れました。現実の厳しさに身も心も寒々と冷えて暗澹としておりました。タクシーに乗り込むお客さんを見送っていると闇の奥から冷たい風が吹いて霧雨が顔に当たります。もう新緑の5月なのに。気付くと夜の8時すぎ、本当に今日は寒いのでした。一日中霧を吹いたような雨が降ったり止んだり、この寒さからして梅雨にはまだ間がありそうです。
 心優しき先輩でもある以前の上司さんが車で駅まで送ってくれました。夜の車内はささやかにパネルが光っていて外の小さな嵐もここまでは届きません。先輩に送ってくださいとためらいなく言えるようになったのをなぜか嬉しく感じました。

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April 24, 2006

戦争の初心者

 人の心を蝕むようなことを言う奴がいる。

 悪意がある場合もある。自身の弱さからうっかり口を滑らすこともある。誤解もあるだろうし言った本人は気付いていない場合もある。誇り高い人間は口にしないように自戒するけれど、気付かずに加害者になる可能性もいつだってある。
 そんなことに頭が支配されている時は、例えばソリティアを何時間もやっていたりする。今夜は幸い蝕まれたことに気付いた。そしてさらに幸いなことに、最善の対策は何かと考え始めた。

 価値観や人生観の違いを論じるのは多くの場合無益で不毛で有害だ。最善策は平気なふりをすることだ、と思い至った。漫画の『ぼのぼの』(いがらしみきお・作、竹書房)にスナドリネコさんというキャラクターが出てくるでしょ? あんな感じ。

 平気なふりをするのは結構しんどい。体力勝負だ。よろしい、早く寝よう。と思った。

 そんなことを考えながら風呂に入っていて、さらにカエサルの生涯を連想した。
 ユリウス・カエサルは自分らしい人生と誰もがを自分らしく生きることのできる世界を欲した。そのために多くの人々が敵になって立ちはだかったけれど、彼は長い長い闘争を勝ち切った。それでも彼の目指す自分らしさは理解されず、ついに暗殺されてしまうのだけれど、誰もが自分らしく生きられるための礎を彼は世界に残していった。

 自分らしく生きるのは戦争なのだ。

 今頃ようやく気がついた。七人の敵がいる、などという言葉を耳にしてもこれまでうかつにも通り過ぎてきた。だから今もって初心者のままなのだが、人間の総力を必要とする意味で戦争という比喩が的を射ていることぐらいわかる。そうか。ならばなおのこと、今はもう眠ろう。

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April 17, 2006

なぞなぞではない

月例会議の前日はみんな報告書作りに追われます。

「いらない時にあって、いる時にないものなーんだ?」
「資料!」
「ってそれ、なぞなぞじゃないじゃん」
「あるあるだね」

ほしい資料はうずもれる♪

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April 12, 2006

あらぬ疑い

 昼に魚のおいしい定食屋に行きました。いつもは満員、大繁盛の店なのですが、今日はなぜか客が一人もおらず、暖簾をくぐると客席で手持ち無沙汰にしていたおかみさんとお兄ちゃんがおもむろに立ち上がって厨房に入り、注文をとり始めるありさま。味つけもいつもよりやや薄めでしたが、食べているうちに客席も埋まってきて帰る頃にはほぼ満席になっていました。
 食中毒でも起こして営業停止になって今日ようやく解禁でさてまたがんばるか、てなことじゃあるまいか、などとあらぬ疑いを。

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April 01, 2006

レジ打ちのリカバリー

 スーパーマーケットで92円のパン半斤だけ買うためにレジに行き、財布の中の5円玉が増えるのが嫌だったので105円出しました。レジの若い女の人は間違えて150円と打ったので、おつり58円とレシートには出ましたが彼女は「13円のおつりです」と言ってレシートと13円を渡してくれました。
 もちろん彼女が正しいし列もスムーズに次の人に進んだのですがちょっと面白くどこか腑に落ちない気持ちがふわふわと残りました。

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March 24, 2006

さっぱり

 さっぱりしたい。
 期限は3年半。2009年9月9日、重陽の日。

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March 23, 2006

街角の工芸美術館

 仕事帰りにあさってに足を伸ばしてデパートに行ってみました。
 何を買うでもなく小半時ほど見て歩きました。端正な建物の中を見はるかすと工芸の粋が整然と飾られていて普段暮らしている世界とはまるで別の天地です。

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February 07, 2006

長野駅

 今朝、散歩がてらちょっと電車に乗ってみたらいつの間にか長野駅に着いていた、という夢を見ました。夢の中の長野駅は年季の入った黒い木造の建物で、改札を出るとすぐにそばとうどんのスタンドがあってメニューが暖簾のように垂れ下がっています。食べようかとも思ったのですが、折角だから長野市らしいところに行こうと思い観光案内所を探して駅の中をうろうろしているうちに目が覚めました。
 ぼんやりした頭で、そういえば長野といえば善光寺があったっけ、と思い出したんですがもう後の祭り。でもあの風格ある駅舎は善光寺そのもののようでもあり、古きよき日本の雪国という感じでした。さて、もう起きなくちゃ、と外を見たら今朝はこちらにも薄く雪が積もっておりました。
 

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January 31, 2006

12分の1の「。」

 身も心も財布も寒かった一月。せっせと煮炊きなどして冬ごもりしていましたけれど、一人はどうしても滅入ってしまいます。今夜は仕事帰りに会いたかった友人と久しぶりに話が出来て嬉しかったし、メールのやりとりも楽しかった。さて来月、豆まきして恵方巻き食べたらもうすぐ立春ですね。

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January 17, 2006

効能

 挫けた時は何も思い浮かばない。怒っている時は多くのことを思いつく。

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January 01, 2006

Dog Yearの散歩道

 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。

 ぽちよりメッセージが届きました。戌年ですので一言スピーチさせてやって下さい。

*****
 One! Happy New Year!! The year of dog, 僕たちの年です。
 皆さまご健勝であられますように。大いに楽しんでくださいませ。
 さて。最近Dog Yearなんてことを言いまして、IT時代の時の移り変わりは7倍速、丁度すぐ歳をとってしまう犬みたいなもんだてな取り上げられ方をいたします。犬の種類にもよりますが7倍速というのはいささかインフレでして実際は大体最初の1年で大人になり、あとは1年がヒトの4年分くらいに相当いたします。とはいいながらおいしいご飯が食べられてあったかい所で眠れて元気一杯散歩して友達とくんくん匂い交換できればそれで幸せ、パソコンとか携帯電話とか使い方がわかんなくたって全然構わないんだけどな。
 ヒトってそうはいかないってことはわかるつもりなんだけど、たまには一緒に道草しましょう。See You!
*****

 のんきなもんだね。

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December 12, 2005

曲がり角を曲がる

 村上春樹の『羊をめぐる冒険』に「不吉なカーブ」というものが出てきまして、本編のストーリーは大方忘れてしまったのに不吉なカーブという存在だけは妙に覚えているんです。それから、the brilliant greenの「There will be love there -愛のある場所-」の歌詞の冒頭に「大きな曲がり角」が出てきます。観念的な詞なのにリアルに生きている感覚がするのはこの曲がり角のイメージのためかもしれません。

 曲がり角を曲がる。意思で? 否応なく? どちらにしても。

 ころりころりと職場が変わった。それに応じて住処を移った。新しい友人が現れては去った。ずっと一定だった体重が急に増えた。食べ物の好みが変わった。こうした出来事がひたひたとやって来る。因果関係があるのかもしれないし、ただ時間の経過につれて同時にやって来ただけなのかもしれない。ただわかるのはここが曲がり角であることと、まだ曲がりきっていないということ。

 曲がり角にいる人々へ。しっかりやっていきましょう。

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August 06, 2005

眼鏡受難

 ほっと一息ついて眠くなり、眼鏡を外して仮眠。そんなときは大抵眼鏡が行方知れずになってしまいます。先日は探し回って見つからず、仕方なくスペアを使ってその場を凌ぎ、さて本当に寝ようかと布団を敷いたらぽろりと眼鏡が出てきました。片方のつるが不自然に曲がり、曲げ直してもすぐにくたりとなって形を保てません。骨折です。

 傷心のまましばらく安置していたのですが、先日駄目もとで眼鏡屋に修理を依頼したら受けてくれました。さてこれから取りに行ってみましょう。

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August 02, 2005

人生ゲームセンター

 先日晩飯の折に隣席の二人組のお喋りを聞くともなく聞いていたら人生ゲームの話になっていました。大人同士集まったらひさびさに人生ゲームをやりたくなり、買ってきてにぎやかに楽しんだけれど、家に置いておかれても困るし誰も持ち帰りたくなかったのだそうで。ごもっとも。

 ボードゲームの類いをにぎやかにやるのは実に楽しいもの。人が集まらなければできないというのは面倒だけど、とかく理由をつけなければ素直に集まれないオトナにとってはそれもまた良さのひとつかもしれません。いろいろなボードゲームを揃えた静かで人の気配のするオトナたちのゲームセンターがあったら嬉しいんだけど。

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July 29, 2005

本末転倒

 スーパーマーケットが開いているうちに寄っておけばコンビニエンスストアより安いだろうと思って買い物した後で晩飯を食べたら深夜割増を取られてしまいました。

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July 26, 2005

お七の恋も

 台風で朝から大雨が降ったりぱたりと止んだりの繰り返し。蒸し暑いけれど曇り空は案外明るくあっけらかんとした一日でした。夜には上陸とのことで午後休もうかとも思いつつずるずる決断を引き伸ばしていたら、午後4時に会社から普段より1時間半も早く退社の許可が出ました。
 歓声を上げて帰ろうとしたのですが、職場のメンバーはどうも腰が重い。切り上げられない仕事をしている人もいるのですが、まわりの様子を窺ってどうも踏ん切りがつかない人も。そういいながら皆楽しんでいる風もあってどこかお祭りを待つような雰囲気なのです。帰るのも居残るのも非日常のことで妙に嬉しく、ひとしきり雑談してから同僚とふたり真っ先に帰途につきました。
 災害は辛く悲しい出来事なのと同時にどこかわくわくする気持ちも湧いてきます。八百屋お七の恋もわからんではないな。

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July 25, 2005

台風接近中

 関東は明日午後に台風7号の暴風域に入るとの予報。
 
 明日の今頃はどうなっているだろう。

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July 23, 2005

小さな地震のあとで

 夕方関東で地震、千葉県北西部の深さ約73kmでM6.0。足立区では震度5強とか。
 寝転がって本を読んでいたので縦ゆれから感じましたが身近ではそれほど大きくなかった様子。それでも鉄道や高速道路が皆止まったそうです。

 今日も曇って涼しい夕暮れ。静かにさざめく街を歩いていたらなぜか子供の頃を思い出しました。

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July 22, 2005

三大天神縁起

 新幹線で本州を西へ東へ。
 夏空のもと、稲の緑と海の青が鮮やかでした。

 最初の目的地は防府。旅程の関係で仕事の前に時間が余ってしまったので防府天満宮に参拝してきました。
 さて、三大天満宮といえばどこか? 都から大宰府に左遷された経緯からして北野と大宰府は外せないのですが、関東生まれの連想からもう一つは湯島と思っていました。ところが大阪出身の友人は天満と主張。どちらだろうと思っていたら、山口県人は一様に防府天満宮だと言います。

 昼下がりの防府の町は閑散としていて陽光の眩しい道には犬一匹歩いていません。天神さまのお社は古風なつくりながら割と新しいこじんまりとした建物。御神籤を引き、合格祈願の絵馬を眺めてお参り完了。

 神社の縁起によると太宰府への道すがら宿泊した菅家を慕って没後すぐに建立された日本で最も古い天満宮だそうで、ネットで調べても三大天神といえば北野・大宰府・防府との説が断然優勢。ゆかりの二社プラス地元という三大○○にありがちな説と思いきや、どうもこれが決定版のようです。

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July 19, 2005

物価のちがい

 東京は物価が高い、というのは本当か?
 大都市圏外の人のなかには食品や衣類は都会の方が流通が良くて安いんじゃないかという意見もあります。大型の郊外スーパーマーケットがある近郊は確かに安いのかもしれないけれど、陳列だけでコストがかさむせいか都心のスーパーは狭く品物が少ないし値段も高い気がします。

 総務省統計局のHPに全国物価統計調査というのが載っています。各データをわかりやすく処理したらそれだけで卒論が書けるんじゃないかと思うほどの量。処理後資料を斜め読みしたのですが、やはり東京は高い様子。寄与度を見ると、住居が高いのはまぁわかるとして、食料も衣類も高い。地下鉄の初乗りなどは安いと思うのですが、交通・通信まで高いとされているのは意外でした。ともあれ。

 あれこれ予想外のコストがかさむ東京暮らし。さてどうなることやら。

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July 18, 2005

サラダのカエサル

 ローマ人の好みはgravitus、重厚・荘重という意味だそうで、ローマはギリシャ文明をも継承しすっかりこなして状態でヨーロッパの基礎になった様子。カエサルはローマ史の頂点にいる男、彼個人は彼を生んだローマと共にしっかり現代の根っこになっています。

 以後の人々は英雄たらんとすればカエサルを意識せずにはいられないし、あからさまなところではSFで出てくる”帝国”のようなもののイメージはローマを彷彿とさせるものばかり。ヒーローを生きたというよりヒーローの概念を作ったことになるのかもしれません。

 などと考えつつ、ひところことさらにシーザーサラダばかり食べておりましたが、これはユリウス・カエサルとは直接関係ないらしい。シーザー・カルディーニというメキシコのシェフが編み出したのが始まりなのだとか。ローマ人は実は肉を好まず穀物(小麦ですが)好き魚好き野菜好きの和食に通じる食生活をしていたらしいのでカエサルも喜んで食べたかもしれませんが、戦場では飢えた兵と苦楽を共にした彼は美食には関心がなかったとも。まぁそのへんは詮索しないことにして、美味しいシーザーサラダを食べるといたしましょう。

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July 16, 2005

溶けるまで

 なにもしない、というのは時々大切で必要なことだと思った。
 仕事やらなにやらで。日頃たまった沈殿物が溶けるにはそれなりに時間がかかる。

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July 15, 2005

憎悪の美学

 スターウォーズの物語で面白かったのはシスのこと。ヒロイックな概念のジェダイは少年ジャンプの理念みたいである種平凡なのに対し、悪だけにシスにはユニークな深みがあります。

 まず、悪もまた力である、ということ。世界は時に個人に対して不都合なもので、人は不都合にひしがれて無気力な状態に陥りかねない危うさがあるけれど、そんな時でも憎悪は立ち上がる杖になり人間の精神の動力源になってくれるもの。憎悪を使いこなすことは局面によっては唯一の手段であることすらあるのではないか。

 ただ、同時に、憎悪はどんなに上手く使いこなしても他者と共有できないものでもあります。シスの師弟は一子相伝、しかも最強のシス、ダース・シディアスは師も弟子も次々に殺していくんです。映画の中のシスは措くとしても、この世界にあまたある憎悪もまた、人によって場合によって不可欠なものでありながら、人を孤独に導く、いわゆる幸せからは遠い存在なのでしょう。

 それでもこの世界で憎悪を懐いて進まなくてはならないとしたらせめて。
 あるべき”悪”を追い求めよう。

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July 02, 2005

納涼一服

 昼寝をしていたら窓から涼しい風が来ました。
 今宵の空気はいい心地。

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June 21, 2005

真夏の夜のぬばたまの

 今日は夏至。日差しは雲の向こうだけど蒸し暑い一日でした。
 これもまた自然の区切り。

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May 31, 2005

音読み訓読み

 商人と書いてしょうにんともあきんどとも読む。
 あきんどというと時代がかっている気がする。ちょいとネットを調べてみましたが、これが案外わからない。秋に収穫物を買いつけにくる人=秋人の転という話もあり、あきないは秋と関係があるかもしれないようなことは辞書にも載っていたりする。あきんどは大阪弁だ、という説もあるけれど、大阪弁というよりむしろ古い言葉なんじゃないかと思います。”うど”で辞書を逆引きすると、狩人とか仲人とかたくさん出てきます。モル濃度とかセミヌードとかもひっかかってくるのでちょいとびっくりするんですが。
 お武家は漢語調の音読みではっつぁんくまさんはやまとことば風の訓読みだったのかな、明治になって武家言葉がファッションになったか教科書になったか、そんなことなんじゃないかと推測してはいるのですが、どうも確証が得られませんでした。探偵局、失格。
 ついでに。中象棋の駒の仲人はちゅうにんと読むらしい。狩人はカッパノベルスでははんたーと読むらしい(?)

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May 06, 2005

夏が来たのに

 今年の立夏は昨日5月5日だったそうで、銭湯で菖蒲湯に浸かってもう夏だなと思っていたのですが、今日は一転朝から寒い。午後には冷たい雨が降りはじめ、衣替え直後のまだ生白い蝉のような心もとなさでふるえて過ごしました。友人にそんな話をしたら我慢せよとの仰せ。むむ。半分ごもっとも。
 スギ・ヒノキの花粉は大分おさまった様子です。季節は今ぐらいが爽やかで過ごしやすいんだけどな。

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May 03, 2005

古本選び

 本棚が一杯になって久しく、気軽に新しい本を買えない気分が続いていたのですが、これはやはり本末転倒、もう読まない本を処分することにしました。案の定選定作業は大いに難航、すぐに読んでしまってまるで進まない。せっかくの連休の半分が本選びと衣替えで終わってしまいました。むむ。
 今回の選定基準は、ほどほど以下の面白さのエンターテイメントは売却、もう二度と勉強しない科学技術本は処分。とはいえ本棚の片隅を空けるのがようやくで、1年持つかどうか怪しいところです。

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May 01, 2005

紫陽花

 今日はうすぐもりで遠くに雨の気配。
 昨日おとといは暑かったけれど、ほどよく涼しい風が吹いています。
 近所の家の庭先で白い紫陽花が咲いていました。

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March 23, 2005

警告

 夢の中。信じたくないことだが事実であり、マジかよ、と叫んで焼け跡の火元とおぼしき自室に走った。子音の不明瞭なくぐもった「マジかよ」が耳に届き、それで意識が醒めた。眠りが浅かったのか驚きはなく、ありのままこれは警告夢なのだと思った。
 予知夢といい警告夢というがそれは可能性や危険を意識すれすれのところで知っているということ、こんな夢ができた理由のうちの幾つかはおぼろげながら感じ取ることができる。しかし、総体としてそれを改めるのは難しいとも思う。それは現在の自分の生の態度そのものだから。いけないことはわかっているけれど。
 鈍いと思う。かつては今よりは鋭かったと思う。もちろん痛みも苦しみも鋭いのだからいつまでも若く幼いままでいるのは大変なことだ。良い意味でも悪い意味でも。夢を煎じ詰めることはできないのだから、朝の電車の中、ほどほどで考えなくなった。帰りの電車を降りて夢を思い出し、記録して記憶に留めておくことにした。

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March 22, 2005

花粉ざかり

 外へ出てはいけないというのは苦痛なもの。昨日はとうとう自転車に乗って近所を店から店へと走り回っておりました。買い物下手で場所を選ぶのに時間がかかる性質なのだけれど順番も考えずに梯子するのがそれ自体楽しく、3時間ぐらいすぐに経ってしまいます。いつも半日仕事なのです。
 とはいえこの季節の晴天、風もあってあたたかな日、当然走っているうちにも刺激が頻々とやって来ます。帰宅してからもくしゃみと涙が止まらず、症状は今朝も続き、待望の雨のおかげかようやく夕方に鎮まってくれました。自業自得。
 残り少ない薬の補充にお医者に行きました。今年はいつもより厳重に対策しているせいもあるんですが、花粉症の対策費用は1万円を優に超えて2万に迫る勢いです。健康保険があってこの有様、医療業や製薬業、衛生品産業などは特需になったんじゃないかな。経済原理というのでしょう、利益をあげることに異存はないんですが、患者の一人としてはどうも納得いかないふしもあるんです。これほどまでに花粉が飛び散ることになった要因には人のミスも含まれているらしいから。
 とはいえ内需拡大、政府も良いことと放置を決め込んでいるんじゃないかと長らく邪推しておりました。で、こんなことを書いたことも。”ウィルス”と書きながら頭には杉花粉のことがあったんですが、書いた直後に鳥インフルエンザが猛威をふるって洒落にならなくなったりもしておりました。
 ところがどうやら内需はむしろ冷え込んでいるらしい。春分連休は絶好の上天気だったのに外出を控える人が多いからなんだとか。うーむ、実感からすると、差し引きどう見ても赤字なんですけれどね。

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March 21, 2005

日曜日の地震

 昨日の午前11時少し前に北九州地方で地震発生。福岡県西方沖地震、M7.0とのこと。玄海島で家屋が倒壊して島民が避難する事態になるなど被害が大きかった場所もある由。
 福岡ではビルのガラスが割れて落ちたりコンクリートにひび割れができたりしていたけれど、新幹線も同日中に復旧、製造業の工場には被害はほとんど無かった様子。過去の地震の教訓が活きたのだとしたら素晴らしいこと。避けようのないことなので被害を最小限に食い止め早急に手当てすることが最善かと思います。明日は大雨とのこと、二次災害が起きないようにと思います。

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March 19, 2005

かたかるく

 裏地はもう外してあったけれど、16日の水曜の午後に外出したときはずっと外套を手に持ったまま。17日の木曜の朝に天気予報を聞いていよいよ着ずに出勤してみました。夜は少し肌寒かったけれどスーツの生地は茹で卵の白身のように柔らかく、自分の体積が減って肩が軽くなるのが快い。それで18日も外套を置いたまま出掛けました。
 夜、友達と飲みに行く道すがら風が時折吹いて寒く、駅に逃げ込んで一安心。飲むうちに話が弾んでとうとう街で夜を過ごすことになったのだけれど、3時閉店で始発まで2時間、金曜の夜はどこも満員。ようやく滑り込む店を見つけるまでの時間は寒かった。5時過ぎて明るんできた街を歩き、7時頃にようやく帰り着いて熱いシャワーを浴びました。また飲みに行こうぜ。
 

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March 12, 2005

腐海世界の片隅で

 雨が降ってくれてようやく中休み。今年はそれでもマスクして通勤しています。まるで腐海の瘴気のように花粉が街に降り積もっているんです。『風の谷のナウシカ』のような着心地良さそうなしっかりした装備があらまほしい。
 それでも世界のどこかに風の谷はあるらしい。風力発電は立地を見極めるのがなかなか難しいのだそうですが、普及してほしいと思います。

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March 10, 2005

集金

 幾つになったかと訊かれて正直に答えたら、いや、もう若くねぇ、とのこと。
 おっさん飲み会の一幕。気づいたらブービーとは6歳差の最年少でしたがもう60近いおっさんたちは許してはくれません。結婚してない奴は背負ってるものがねぇから信用ならねぇ、などとまるで戦国の世の弱小豪族みたいな説教をもらってあえなく降参いたしました。
 もちろんこんな話は時代錯誤と怒る人の気持ちもわかるのですが、人間くささというのはそういうものかもしれません。事を処するにあたっては合理性を大切にしていきたいとは思うけれど、合理的というのはもしかしたら時に人間の本性から遠いものなのかもしれません。
 当然幹事なのですが不意をつかれて所持金がなく、隣席の先輩に立て替えてもらいました。明日は集金しなくては。

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March 09, 2005

杉山さんや杉本さんは

 昨日は寝不足で資料作りを仕上げ、ほっとしたまま飲みに出て。緊張が緩んで寝不足の日には花粉症が出やすい気がするんですが、案の定今朝は寝覚めからくしゃみです。薬で予防に努めていたけれど、今年もとうとうやってきました。自分がこうなったせいか、それとも今日は晴れて暑いくらいの花粉日和だったからか、電車の中でも勤め先でもくしゃみをよく耳にしました。くしゃみをする一瞬前に息を吐くと音が小さく可愛くなるそうですが、した気がしないし下手すると耳が変になるのでつい豪快さを求めてしまいます。
 くしゃみが一段落すると体は熱っぽく頭もぼんやりしてきます。杉山さんや杉本さんは花粉症だとつらいのかね? などと。

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足早

 昨年末のある日、出張先への手土産にと前日持ち帰った会社のカレンダーを部屋に忘れて出てしまい、結局包装のまま越年したカレンダーを年が明けてしばらくしてからようやく壁にかけました。そんな次第で自室でも会社でも同じ絵を見ているのですが、この頃どうも違ってきたのに今日ようやく気づきました。もうとっくに3月になっていたんです。部屋の1・2月分を一枚破り取って体内暦も錆落とし。確かにひどくずぼらな冬を過ごしているのだけれど、時は足早、今年ももう2割近くが終わりました。

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February 17, 2005

 ほろ酔いでいつもと違う道を帰ってきたら、5、6本かたまって植えてある梅の木の南の2本にちらちら花が開いておりました。雨が降ってあたたかくなったね。

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February 16, 2005

椅子

 椅子という語の字面はどことなく好ましい。
 職場では事務用の椅子。一日立ち仕事もしんどいけれど、座り仕事をしていると立ったり座ったりのアクセントが欲しくなる。今住んでいる部屋は畳敷きの上にホットカーペットを載せ、そこにキャスター付きの椅子を引き出してPCを操作し、夜は椅子をPC卓の前に押し込んで布団を延べて寝ている。歳経る毎に畳も椅子も好きになってきたけれど、この部屋は狭いと改めて実感。
 椅子を発明したのは誰だろう。古代エジプトでもアッシリアでもギリシャでもあったらしい。ジャングルを離れ2足歩行を始めた時、疲れたときには草原に座り込んだのだろうか。石や倒木があればそこに腰掛けると楽なことを見出したのだろうか。
 会社世界は肘掛ひとつに拘ったりする。地位の象徴でもあるのが椅子。それはそれで置いておくとして、せめてプライベートでは座り心地のいい椅子がひとつ欲しい。

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January 26, 2005

雪ふとん

 宇都宮に行ってきました。
 大宮がら東北新幹線に乗ると、途中の平野はぽってりと雪の布団をかぶっておりました。
 夜半に降ったのでしょう。埼玉南部は雨、宇都宮も雨のようでしたけれど、寒い土地があるんですね。
 鬼怒川は市内を滔滔と流れておりました。餃子がたべられなかったのは少々心残りです。

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January 23, 2005

やおよろずの守護神たち

『ローマ人の物語 ローマは一日にして成らず』[上] 塩野七生 新潮文庫より

 古代ローマは多神教だったそうです。『背教者ユリアヌス』(辻邦夫・中公文庫)を読んだり、コンスタンティヌスやその後の東ローマ帝国をイメージすると意外なのですが、中世の影を背負いはじめた帝政ローマ後期は暗いのに対してそれ以前は質実剛健と同時にどこか明るい。それは宗教の違いとも関係があるのかもしれません。

 「一神教と多神教の違いは、(中略)他者の神を認めるか認めないか、にある。そして、他者の神も認めるということは、他者の存在を認めるということである。」と塩野さんは言います。今は辛い対立の地バクダッドもアッバス朝全盛期には寛容なイスラム世界があったことを思うと、この切り分けは明快すぎる気もしますが、ローマの多神教というのは人の匂いがして実に魅力があるんです。このこと、大事に思います。

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January 08, 2005

おでん

 新年最初の一週間おつかれさま。
 昨夜は職場の先輩とふたりで小さな新年会になりました。
 都心のおでん屋はぎっしり満員で、カウンターの隅の2席を空けてもらってなんとかもぐりこみ、おでんにいか焼き・おから・つけものでビールを4、5本空ける展開。ある意味カタブツでもあるちょいと似たもの同士、先輩は上司でもあるので自然仕事の話になり、激論になり、延々2時間喋りたおしました。とはいえどこかで大丈夫と思っているので激論は一種の遊びでもあるわけですが、声が高いと迷惑なものです。一段落したところで店のおやじさんにそっと注意されてしまう一幕もあり、ビールでガボガボになって半酔の帰りの電車では駅ごとにトイレに寄る羽目になりました。

 おでんだねは、大根、つみれ、すじ、卵、ちくわぶを選択。なかなか美味しかった。

 酔いが少々残った今日、昼ごはんの雑炊のだしがまた美味しいこと。

 

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January 04, 2005

仕事始め

 今日から仕事です。
 少し寝坊して、電車を降りてから職場近くの喫茶店でモーニングを食べる贅沢をしました。
 今日はいつもより空いていたのですが、店も閉まっているところが多く、街にはまだ新年の名残がありました。

 

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January 01, 2005

金鶏三唱

 あけましておめでとうございます。
 本年もご愛顧のほどよろしくおねがいもうしあげます。

 「夜の蝉」(『夜の蝉』 北村薫 創元推理文庫より)を再読しておりました。この一篇、ミステリーとしてはいまひとつなのですが、なにより小説としていいんです。円紫さんがワキに徹して嫉妬にまつわるエピソードをそっと指し出す。私は姉にまつわる複雑な思いを解いていく。何度でも読みたくなる物語なんですが、そこに「金鶏三唱」という言葉が出てきます。《漢語使いの龍麿》という私の叔父が年賀状の冒頭で使ったという枕詞。金鶏というのは天上にすむ鶏で、暁にまっさきに啼くんだそうです。今年は酉年なのでこの言葉、いただき。私事ではありますが本年は年男であります。

 本年が穏やかで良い一年でありますように。

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December 26, 2004

最終前週

 いよいよ今年も最終週になりました。仕事、ためてます。不慣れな折衝で滅入ったり、職場の忘年会でも結果喧嘩を売ったような形になった割には気疲れしたり。なかなか風呂にも入れずシャワーばかりで済ましていたので不覚にも冬至に気づきませんでした。休日も布団にくるまって昔読んだ本(北村薫さんの≪円紫さんと私≫シリーズ5冊です)を斜め読みしなおしたり、スパイダソリティアをしたり、本当は年賀状にしても公私諸作業にしてもやらなければいけないことがたくさんあるのに逃げを打っておりました。
 この週末はようやく100%楽しい忘年会うなぎを食べて、徹夜でついたて将棋を指して来ました。みなさま、おつかれさま。今年一年いろいろありましたね。さぁいよいよ本年最終週です。もうひと頑張りですね。

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December 18, 2004

地震体験車

 今年の漢字「災」だったそうです。地震あり台風あり、人災もあった一年。年の瀬はおだやかに過ぎてほしいですね。

 近所の商店街で福引やらイベントやらをやっていて、消防署も地震体験車を引っ張り出してきていました。ただ、どうもこの車は強い揺れを安定して出すことができないらしく、車のほうが一杯いっぱいのようなきしみ具合。乗ってみたのですが、実際の地震のような気がしなくて残念でした。それでも見ているよりははるかに揺れを大きく感じました。

 ネットで検索してみたら、地震体験車にもいろいろな車種があるらしい。「ゆさゆさ号」「おおゆれ号」「ぐらら」などなど、ちょいと物騒な愛称がついています。ま、地震はいつか必ず来るってことを頭の隅に置いておくとしましょう。

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December 14, 2004

外套

 とうとう外套が手放せない季節になりました。
 
 ”套”という字、ほかには「常套」ぐらいしか使わないので辞書で引いてみたら、手袋のことを手套ともいうのだそうです。訓読みは「かさね」「つつみ」など。転じてふるくさい、ありきたりという意味もあるらしい。

 外套を和英で引くと、coat, overcoat とのこと。今、日常普通のことばではコートというけれど、子供のときによく使っていたオーバーということばはもう死語になってしまったのかな?

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December 13, 2004

泥縄

 この時期風邪を引きやすい。
 うっかり短く散髪してしまったのでなおさらです。
 原因は強がって薄着のままでいたのと、部屋の乾燥に気づかなかったこと。毎年のことなんですが。

 のど飴が手放せません。
 遅まきながら厚着して、電気ポットで湯沸ししています。

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December 10, 2004

喉赤き

 思わせぶりなタイトルですが、ただの風邪で。sore throatです。
 昨夜は旅先で長い時間眠ったのですが、かえって悪くなった様子。
 お医者に行ったら、熱が出るかもしれませんよ、と不吉な予告。

 睡眠で十分休息をとることに尽きるようです。みなさま、ご自愛を。

 

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December 09, 2004

鍵の概念

 風邪気味なのかしんどくてのろのろと帰宅。
 玄関の扉の前に着いて、ポケットを探り、定期券を抜き出した瞬間に我にかえりました。

 コンセプトは一緒なんだけどね。

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December 08, 2004

朝霧

 夜が明けてすぐの電車で通勤しています。
 川を二本ほど渡るんですが、湯気みたいに川面から霧が湧いていました。
 今日も晴天でした。

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December 07, 2004

メイクアップ

 化粧の魔力というのは間違いなくあると思うのですがね。
 化粧品メーカー各社のポスターやCMにはつい見入ってしまいます。目を奪われる美人が多く起用されていて、街角でも店先でもすぐ振り向いてしまう。けれど、しげしげと眺めて、いつも何か変だなと思うんです。その起用された人は、よそのCMや番組などに出演しているときのほうがずっと魅力的に見える。化粧品のCMはその人の美しさ、魅力を減殺してしまっているんじゃなかろうか?
1) 厚塗りだから
2) 女性の視点で見る“美女”に仕立てているから
という2通りの仮説を立ててみたんですが、さて?

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December 05, 2004

雨はあがって

 昨夜、忘年会の流れで友人と飲みに出ました。夕方から降りはじめ、夜が更けるほどに雨脚が強くなっておりました。
 目覚めて、雨だれの音を聞いていたのですが、外は日差しにあふれていました。大雨のあとのしずくが屋根から落ちていたんです。道路がすっかり濡れて眩しいくらいでした。
 昼近くに外に出たら蒸気がむっとするくらい暑い。明るさも空の青さもまるで初夏の朝のよう。後で聞いたら熊谷など関東の中でも気温が25℃を超えて夏日になった場所もあったとか。夜半に低気圧が通り抜けたせいだそうです。熟睡していた明け方頃には東京で観測史上最大の風速40.2メートルの暴風が吹いたらしいし、北海道には大雪をもたらしたんだそうです。12月にこんな天気は初めての気がします。
 午後は風が強くなり、冬だけに日が落ちるとぐっと冷え込んできました。今は部屋で電気ストーブを焚いています。

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November 25, 2004

うなぎ

 今宵沖天に月がくっきり。もうすぐまた満月らしい。

 ぐずぐずと考えごとをしながら歩いておりました。不本意なこと、上手くいかないこと。怨恨だの憎悪だのに類することが積み重なると、一度にさっぱりしたくなるのです。
 思いました。感情をできる限りないものとして、考えうる限り合理的な判断に基づいて行動すればいいんじゃないか。そこには結果の可否による責任すらないのではないか。責任というのは主観的な感情の一種にすぎないのではないかと思いました。台風や地震、肉体的な痛みや苦しみは仕方のないもの。怒り狂う隣人も自然災害か。心を領する苦痛やら、愛とか情の類のものをあたうる限り平静に眺めることができれば、そこには坦々とした必然の過程があるばかりでことは極めて簡単になるのではないか。
 こんな考えが湧いてくるのも空がすっかり澄んでいるからなのでしょう。
 風呂場でそんな話を友人にしたんです。
 すると彼は言いました。

 「でも俺はうなぎをうまうまと食べたいね。」

 ははは。うなぎってのはまこと現世の象徴だね。

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November 24, 2004

Bird's-eye view その1

 先日は日帰りで広島へ。今日は日帰りで名古屋へ。どちらも新幹線を使いました。
 広島は遠方ですが市街地に行くときは両空港へのアクセスを考えると新幹線を選びたくなります。いくら嫌いでも博多なら絶対飛行機です。

 さて、新幹線の車窓から見える風景は猛スピードでびゅんびゅん吹っ飛んでいくけれど、普通の風景なんです。けれど、飛行機の窓から見下ろす風景は全然ちがう。角度も縮尺も色彩も、普段目にする風景とはまるで異なっているんです。

 ゴルフ場の風景は美しいけれど、真上から見れば禿げ地の集まり。
 水たまりをか細い一直線が区切っていれば、それはダム湖。

 飛行機は新幹線より圧倒的に速いけれど、景色はゆっくりと動いていきます。新幹線が一瞬に渡る川も、飛行機は谷ごとゆっくりと渡るんです。故郷の上を飛べば実家の屋根を探してしまったり。積雲を裾野に従えた富士山は赤茶けた丸い塊で、白い頂にはぽっかりと大きな窪みがあったり。黒緑の山襞を越えて平野に出れば茶色の土地にぎゅうぎゅうに建物が詰まって太陽を映した場所がキラキラ光ります。成層圏から見る地上は一種異様な様相です。

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November 22, 2004

夜寒

 今日はよく晴れて済んだ空が美しい一日でした。
 今夜は冷えます。
 もうすぐ冬ですね。

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November 19, 2004

用事の拡大再生産

 人が生まれた土地で自給自足をするのではなく、遠く離れた土地まで出掛けたりものをやりとりしたりするほうが効率がいい。そのことは一応わかっているつもりなんですけどね。

 1876年、ベルが電話を発明。マルコーニが無線電信に成功したのは1895年。1901年には無線通信は早くも大西洋横断を果たしたんだそうです。ライト兄弟が初飛行に成功したのは1903年。サン=テグジュペリのような飛行家たちが大戦間に郵便飛行網を運営していました。その頃の飛行機はまだ大量の旅客を運んではいなかったし、手紙も電波も音信というのがふさわしい様子だったことでしょう。この100年、ここまで進んだんですけれど。

  飛行機ができたおかげで考えなしに幾度も日帰り出張したり、顔合わせだけの会議が増えたりしていませんか?
 パソコンができたおかげでデータをこね回すことに追われ、読みもしない書類の山に埋もれていたりしませんか?
 
 輸送技術や情報通信技術の発達のおかげで便利になりました、ありがたいことです、と、素直になれないのは不幸なことかもしれません。

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November 15, 2004

匿名

 『考えるヒント』 小林秀雄 (文春文庫)が面白い。
 この人の意見には必ずしも賛成できないんですが、考えるということは実に面白い。考えの種を拾ってくるということはそれだけでなまなかなことではないと思います。時折あれこれいじくり過ぎて読んでいるこっちは置いてけぼり、わけわかんなくなってしまうのは困ったものですけどね。

 この中の一文、「プルターク英雄伝」のなかで著者はペリクレス時代のアテネ民主主義について書いています。その当時のアテネ市民の数は一万五千に満たなかったそうです。けれど、そこにある根本の政治的観念は同じものだ、と著者は主張するんです。

 今読み返して、アテネ民主主義が現代の民主主義と同じだ、とは言っていないことに気づきました。けれど、最初に読んだときに違和感を感じ、同じということはあるまい、という一種の反感を懐いたんです。一万五千ならば任意の誰かはせいぜい知人の知人のと辿って5人目以内に行き当たるけれど、一億というのは巨大な匿名の塊でしかない。人々は匿名に守られつつ時に脅かされて生きているのではないだろうか。

 これは著者の論点からずれているので的外れな感想なのですが、匿名が作り出す奇怪さがあまりに強烈で、政治もその混沌とした力に振り回されているだけのように思われるので、素直に読むことができませんでした。ま、でも、そういうのが考える種になるのかもしれません。

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November 14, 2004

cry out

 夜の道端で男の子が泣き声をあげていました。
 ころんだのか、くたびれたのか、なにか悲しいことでもあったのか。
 よく見ると少し先で若いお父さんがじっと見ています。
 男の子は泣き叫びながら、少しずつお父さんのほうににじり寄って行きます。道行く人々は知らんふり。角を曲がっても聞こえてくる泣き声を聞いてくすくす笑っています。お父さん、たいへんだねぇ。
 
 泣くのはなぜ?
 花粉が飛んできたりしなければ滅多に涙が出なくなってしまい、なぜ泣くのか、よくわからない。くだんの男の子は本当は泣いていたんじゃなくて、なにかを訴えていたんでしょう。拙いけれども威力はある。こういう泣きかたの場合、涙がまるで出ていないこともあったりして、大根役者ぶりに苦笑いすることもありますよね。

 ひとりで泣くってこともある。
 目がしらが熱くなる。音もなく涙が落ちる。
 先日、ひさしぶりにそんなことがあって、それはちょっとした驚きでした。

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November 13, 2004

柿の葉

 11月も半ばというのに妙に暑い日が続きますが、紅葉がいよいよやってきました。
 柿の葉が色づいて、高い枝の端には熟しすぎた実も残っています。
 昨日の大雨も午後にはあがり、今朝は晴天。
 傘を干したら強風で折られてしまいました。

 この週末はoff。
 片づけしながら充電するとしましょう。

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November 11, 2004

ばったり

 新任でよくわからない分野にも関わることになったので、「勉強しとけ」と渡されたセミナー申込書を考えもせず出してしまい、今日行ってきました。はずれ。寝不足続きのうえに退屈な話ばかりでほとんどの時間意識が飛びっぱなし。よくぞいびきをかかなかったと自分を褒めてやりたい。などど毒舌吐いてる場合ではなく、一応報告書は書かねばならんのだからと要旨集をひっくり返して聞いてもいない話からわかるところだけ抽出。帳尻合いそうなことを確認し、最後の一件をさぼってラッシュに巻き込まれる前にそそくさと退出したんです。

 おかげで本来終業時刻のはずの17:30には池袋駅で電車を待っておりました。一本先の電車の行列に並び、まんまと席をせしめたんですが、そこへダブルのスーツを着込んだ大柄の人が乗り込んできて、目の前に立ったんです。

 うわ、常務!

 と言っても、今は顧問をしておられる前常務。事業の根本を固めた人で、マイナー部門にいた身には畏れおおくおっかない人でしたが、今はだいぶ穏やかになられたとか。とはいえ目の前に立たれては恐縮なので、挨拶して席を替わろうと思ったのですが、若さが自慢の方なので座っていなさいと言われてしまい、やむなくしばらくそのまま四方山話をしました。話そのものは楽しかったのですが、状況が状況で冷や汗をかきました。天罰てきめん。

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November 09, 2004

いらっしゃい野口さん

 今週の「日本のスイッチ」の第2問は、”今、自分の財布の中には新しい紙幣が・入ってます/入っていない”でした。入っていない、と回答。一葉さんと新・諭吉さんはちらりと目撃したのみでしたが野口さんは一度は訪問してくれたんです。でも、まぁすぐに慣れる方だし、と、送り出してしまいました。それより今は旧のピン札が一揃い欲しいところ。新渡戸さんが手許にないのが残念です。普通に暮らしていたらもうピン札では手に入らないんだろうな。

 さて、それはともかく。
 私撰・紙幣の肖像に相応しい人選考会の様子をご報告いたします。

 まずは日本史上のいわゆる偉人・大人物が肖像に相応しいかどうか考えてみます。
 織田信長。日本史をいちばん面白くした人と言っていいと思います。ただ、毀誉褒貶が激しく、真相のわかりにくい謎多き人。また、海外に目を向けた人ではありましたが、聖徳太子や伊達政宗のように使節を派遣したわけではないので弱いところです。
 坂本龍馬。人気の高さでは際立っているし、そのアイデアと行動は実にカッコイイ。ただ、この人もこれから新しいフェイズに入ろうとするその時に暗殺されてしまっています。
 さらに一点気にかかるのは、この二人が髷を結っているということ。戦後すぐに登場した二宮尊徳が髷でしたが、この時日本は国内にかかりきり、円の肖像は外国人の目よりも国民の目を意識していたのではないかと思います。きっと農地改革の象徴として選ばれたのではないかと思うのですが、当時に比べて現在の肖像画には強いメッセージは求められていないのではないかと思います。

 女性では一葉さんのほかに与謝野晶子、川上貞奴、津田梅子ほか明治の人もいますが、女性という枠をとってもなお強い人を選びたい。上村松園とその画で紙幣にしたらどうだろう? これはかなりいけるのではないかと思います。遡って藤原薬子、北条政子、日野富子、春日局となると悪人として語られることもあるし、なによりその影響は国内に止まってしまう。そう思うと、肖像が残っていないという欠点に目をつぶってでも選びたいのは、出雲の阿国と平安女房文学の女性たち。その中から清少納言を選びたいと思います。源氏物語よりも枕草子のほうが好き、という個人的な理由からなのですが。

 ところで。いわゆる日本の偉人を選ぶことが本当にいいことなのか?
 むしろ、”日本とはこのような国であり、このような国でありたい”というメッセージを堅実に打ち出した方がいいのではないか、と思うんです。紙幣を通じて日本のイメージを作っていくのも大切なこと。その意味で、新渡戸さんは良い人選だったと思います。さらに進んで、日本が世界に存在を示したのは何か、ということを考えてみました。
 日本の文化。短歌の定家、随筆の兼好、俳句の芭蕉、子規もいい。ただ、文学は清少納言と重なってしまいます。茶の湯の千利休もいい。けれど、外国から見た日本で際立っているのは、技術と画なのではないかと思うんです。
 画。日本画もありますが、浮世絵も漫画もあります。その意味で、葛飾北斎を選びたい。
 技術。技術は企業によって培われることが多く、その点で世界の中の日本人と誇れる人物、例えば本田宗一郎、井深大といった人は、実は企業と深く関わっているので紙幣に採用する時に難しい。そこで、知名度はこの二人に比べて低いのですが、島秀雄はどうでしょうか。この人の名を知らなくても、彼がつくった新幹線は世界中に知られているのだから。

 というわけで、今回の私撰選考会では3人の方を選出しました。
 清少納言 平安時代に画期的な文学世界をつくりあげた女房の一人であり、日本の自然の美しさを簡潔に紹介したこの人に敬意を表して。
 葛飾北斎 江戸時代に世界を驚かせるに至った浮世絵の世界をつくりあげた一人であり、現代の漫画にも通ずるスケッチや大胆な構図と色彩の画を残したこの人に敬意を表して。
 島秀雄 戦後復興の象徴でもあり、交通の大動脈としてなくてはならない新幹線をつくり上げるとともに、日本の技術水準の高さを世界に示したこの人に敬意を表して。

 以上です。いかがでしょう?
  

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November 07, 2004

立冬

 今日は立冬。
 関東はよく晴れてあたたかい一日でした。

 衣替えと転勤が重なって週末も買い物とかたづけに追われておりました。
 その隙にひさびさの仲間とビールが飲めたりして楽しかったんですけどね。

 昨日東京の日本橋で道に迷っていたら郵便局に出くわしまして、大きかったので土曜日も営業中でした。
 そこで早速年賀状を買いました。東京版の絵入り葉書は2種類あって、そのひとつが亀戸天神のうそ鳥。来年は酉年。年男になっちまいますな。来年のことを言うと鬼が笑うのかもしれないけれど、まだまだすることがあるのに締め切りが近づいているみたいでちょっとせわしない気がしております。

 街角には派手な和服を着た男の子が。
 七五三が近いみたい。
 11月はいちばん好きな季節。世の人々もやっぱりイベントなどしてせっせと楽しんでいるみたいでした。

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November 05, 2004

こんな日は

 学生時代の先輩から10月に転居したという葉書が来ました。新居は新潟。思わず消印を見たら今月の1日でした。きっと元気にしているんだろうと思うのですが、やはり何かと大変かもしれません。今日も余震があったそうですね。

 うってかわって今日(おっともう昨日だ)関東はすばらしい秋晴れ。すがすがしい一日でした。悪いニュース、悲しいニュースが続くけれど、そのことは頭の片隅に置いておきましょう。安全にしていられる者は自分の仕事をきっちりこなすことが大事、という趣旨のことを糸井重里さんが言っていたらしい。また聞きですが、まさにそうありたいと思います。

 今月から新しい職場に移って、まだどうも不慣れです。先週送別会で貰った花籠の花はまだおおむね元気です。朝晩水をやりだしたら勢いのある茎はひゅるっと伸びてつぼみも幾つか開きました。おかげで最初に比べてワイルドな姿形になりましたが、つぼみが皆咲いてくれるといいと思っています。

 新しい職場は遠いし、出張も多いので書けない日が増えるかもしれませんが、これからもよろしくお願いいたします。

 

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November 02, 2004

日本の顔

 紙幣の肖像には誰がいいか? 
 あれこれ議論したことがありまして。

 選ばれる人物は言ってみれば日本の顔。その顔は、国内よりもむしろ外国に向けられていると考えていいんじゃないかと思います。外国人が日本の事情に親しむ時に真っ先に知る顔。いわゆる偉人なら誰でもいいというわけにはいかないでしょう。

 「お金の中の人物」というサイトにこれまで紙幣に採用された肖像が掲載されています。戦前は上古の人が多く、国内向けの政治色が強い人選。戦後の二宮尊徳、板垣退助、高橋是清もその時々の内政と深く関わる人選かと思うのですが、岩倉具視、伊藤博文のあたりから焦点がぼけてくる印象があります。その意味で、外国を意識し、文化人を登用した1984年の人選は画期的です。個人的には夏目漱石が好きでした。

 今回の勘ぐり。女性を選ぶとすると、津田梅子か樋口一葉か。首相財務相御推薦の福沢諭吉と分野が重ならないためには樋口一葉しかいない。すると、あと一人は文学以外の分野から選ぶことに......? と、別段異論があるわけでなく、いろいろバランスを考えた配分だな、と感心しております。

 そもそも、日本史上の大人物は紙幣の肖像に相応しいか?
 世界にその人ありき、という大人物が日本史にいるのか?
 それが、問題。
 つづく。

 

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November 01, 2004

新紙幣

 新しいお札が発行されたそうで、心待ち。
 肖像画の人選には人それぞれ一家言あるようで面白い。「紙幣肖像、誰がいい?」という設問で投票をした結果を載せているサイトがありまして、トップは断然、坂本龍馬とのこと。今回の顔ぶれには満足できないという意見も多いようですが、あちらを立てればこちらが立たず、いろいろな要素を兼ね備えなければならないお札なので無難になるのも仕方のないところでしょうか。
 でも、10月30日の毎日新聞の余禄「お金」が面白い。ま、読んでみてくだされ。このお三方、なかなか似つかわしいですぞ。

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October 31, 2004

『新選組!』

 三谷幸喜脚本で大河ドラマということでほとんど欠かさず見てきた『新選組!』、今夜は「油小路事件」でした。新選組の長い長い内部抗争の歴史の末、最後最大の決闘です。

 このドラマ、いままで語られてきた新選組の姿とはどうもかなり違う。ドラマの中の登場人物像を歪めないように、それぞれが志を遂げられるように気を配りつつ、それでも史実とされているエピソードはしっかり押さえようとしています。そのためにもたくさんの伏線やサイドストーリー、短いフィクションが積み上げられていくのですが、やはり無理があるな、と感じることも。けれどそれはドラマ(この殺伐とした物語に笑いまで盛り込んで!)らしさとして楽しめてしまう。小さく纏めずに荒くて面白い、どこか実験でもしているような雰囲気があります。

 ドラマの近藤勇は史実の近藤勇そのものではないのでしょう。その時代を生きたであろう精神の一つに近藤勇という名前を与えて舞台に放った。幕末という背景を借りてさまざまな精神がごちゃごちゃとおしくらまんじゅうしているような。どうにも暗い時代、暗い歴史で見ていてしんどいところもありながら、やっぱり最後まで見通したいドラマです。

 ひとつ、思うこと。

 純粋な明るさというのはあるのかな。
 光は闇とのコントラストでしか見えないものかな。

 友人が以前話してくれました。
 「哀しみ笑いではなくて、100%笑いたいんだ。」
 このドラマは闇を描き、光を垣間見せます。100%の光ではない。でも、実感できる光はいつもこんなふう、闇の中から見ているんだけどね。

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October 27, 2004

鑑商場

 いままでずっと普段着で通勤し、作業着で仕事をしていたんですが、今度の職場はスーツ着用。
 スーツって苦手なんです。なによりネクタイが苦しい。シャツの首のボタンを止めるだけで血流が止まりそう。

 ......っておかしいよね。
 シャツが小さいんじゃない?

 シャツの選び方をよく知らずに買ってしまうのがいけないんです。滅多に着なかったのでボタンを外してごまかしていましたが、これからはそうはいかない。この歳になって大急ぎで試行錯誤の真っ最中。

 だけど、試行錯誤は最小限にしたいもの。服の選び方、どうやったら習えるんだろう?
 本を一冊買って、参考にはなったけれど、街行く人のファッションはどうもその本の通りではない様子。本によっては著者の好みが強すぎたり、総花的にすぎて役に立たなかったりしそう。やはり詳しい人に聞くのが本当はいちばんいいはずなのですが。

 大きめのスーパーに行っても今は店員がいない。
 デパートに行っても店員によっては無駄話に熱中していたり、詳しくなくて逃げ口上だったり、どうでも自分の商品を売りつけようとしたりする。
 ふぅ。これでは最初に店自体を選ばなきゃならないや。

 競争の激しい流通業、小売業がサービスを抑えてでもコストを下げなければいけないのはわかるんです。
 情報はタダではなく、対価を払って手に入れるのがいい。

 それで、以前から考えていたことがひとつ。
 デパートで入場料を取ったらどうでしょう?

 もちろん、買い物をしたら入場券と引き換えに割引をしてもいい。
 買わずにウィンドウショッピングをしっかり楽しむのもいい。
 その分、ディスプレイに力を注ぎ、商品知識が豊富な店員を揃えていてほしいんです。見本市であり、美術館であるような店、あったらデートにも使えるんじゃないかな?

 と、浪費家の彼女(もしくは彼)とつきあっている人を敵に回すような意見でした。

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October 26, 2004

十三夜

 ぱらぱらと小雨の一日でしたが、今夜は旧暦九月十三夜。昔は月見をしたそうです。

 天災のニュースが続いています。北には真冬並の寒気が迫り、北海道に雪を、地震の起きた新潟には冷たい北風を送り込みそう。庄内平野の米や果物が夏の台風の風で飛んできた海水の塩分にやられて量、質ともに不良とのこと。この夏以来の大雨や台風で被害を受けた人々が出来事を過去のことにするにはまだまだ時間もかかるでしょう。

 私事ですが、風邪を引きました。気をつけていたのに、秋の服装にこだわってしまったせいで寒かったし、公私の変化で気持ちに張りもなかったのでしょう。まわりの人々は地震のニュースを憂いつつ、冬の装いでたしかな生活を送っています。

 今夜は十三夜。
 雨が降っていても、天の月が雲の背中をくまなく照らしているところを想像することはできるんです。
 

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October 22, 2004

しわ

 ひたいに横ひとすじのしわ。
 なにげない普通の表情のときに鏡を見たらしわが寄っていました。
 ひたいをくつろげてもその痕は簡単には消えてくれません。

 齢か。

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October 21, 2004

つめあと

 ただ大雨が降っただけではなかったらしい。
 ニュースを見てはじめて、土地の運に恵まれたんだ、と思うんです。

 台風23号は西日本を中心に広く被害のつめあとを残したそうです。
 関東の恐怖は地震と火山、と思ってきたんですが、最近は台風だけでなくそうした自然災害まで関西や九州に多い。ここ何十年、夏は年々暑いけれど、身近な土地で大きな災いがないのは実に幸いなんだな、と。

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October 20, 2004

 台風23号が東進中。
 今年10個目の上陸台風だそうです。多い。

 今日は早々に帰宅したんですが、その時はかなり降っていました。
 風がないのが幸いでしたが、通過するという今夜半はどうなることかと思ったら。

 今は雨もあがり、風もなし。静かな夜です。
 台風は不思議。

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October 18, 2004

りんごは紅玉

 紅玉の旬ですね。
 紅玉は皮が美しい真紅、果肉は黄色でやややわらかく、酸味が強い小ぶりのりんご。ジャムやアップルパイなどに最適と言われていますが、生で食べるのもおいしい。りんごの中では早い時期に出回るのでこれからしばらくはせっせと買ってせっせと食べます。

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October 17, 2004

IWGPの片すみで

 ほんとに青空将棋やってたぞ。
 5、6面出ていて、どれもごりごりの力戦形。

 彼らの正体は? そして、実力のほどは?
 ......まさか真剣師??

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October 15, 2004

煙草

 「眞鍋かをりのここだけの話」が面白い。
 一昨日の記事には煙草に関するあれこれが書いてありました。

 煙草について。
 生まれ育った家に喫煙者が一人もいなかったせいもあってあまり深く考察してこなかったんですが、赤の他人の喫煙についてはわりとどうでもいいと思っています。身近にいる人には吸ってほしくないし、自分自身は年に数本遊びで吸うぐらい、とはいえ煙草には小学生と同じ好奇心を持ち合わせて今に至っています。

 そんなわけで、この記事を読みつつ、「ボックス」は「カートン」のことではないということを知った次第。いや、多分どこかで聞いたことはあったはずですが、なんとなく勘違いして今に至る。うん。

 ある友人は、火の点いた煙草を手にしたまま腕を振って歩いている人がいると殺意すら覚える、と言っておりました。微妙な混み具合の雑踏でこれをやられると腹立たしいものです。非喫煙者のなかには喫煙者は煙草を理由に仕事をサボれるのでずるいという意見も。このあたり、かなり微妙な感情の行き違いを含んでいるように思うのですが、喫煙者は年々肩身の狭い思いをしているのかもしれません。

 今年の健康診断で喫煙を問われて、「吸いません」と答えたら、今どきの若い男の人は吸わないのよね、女の人のほうが吸うのよ、とのこと。少なくとも若い時分は男のほうが世間のプレッシャーを受けやすいのかな? 煙草にまつわるあれこれはちょっとした世の中検知器であるようです。

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秋晴れ

 実にひさしぶりに晴れました。
 関東はこの半月ほどずっと雨模様。降れば結構激しかったりもして、ちょっと珍しかったんです。

 昼間の時間は短いけれど、秋晴れはやっぱりステキ。

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October 14, 2004

いっぺんに

 砂糖について調べていたら、LD50が載っていました。経口で30g/kgなんだそうです。
 おおざっぱに考えると、体重67kgの人なら砂糖2kgをいっぺんに食べると確率1/2で死んでしまう、ということなんだけど、ずいぶんあっけない話ですね。

 洗い物がてら若い同僚に喋ってみたら、エタノールの致死量は300mLだそうですよ、とのこと。日本酒の濃度ならは一升瓶一本ぐらい? 彼はなかなか強いらしく、時にはそれくらい飲むけどな、と言っておりました。とはいえ、一升瓶一本の日本酒、一気飲みしたらさすがに半分ぐらいの人は急性アルコール中毒になって手当てをしなければ死んでしまうかもしれません。

 うーん。
 害が少ないものについては急性毒性の定義はちょっとむずかしい。

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October 12, 2004

0の発見

 職場の休憩室に不動産屋のチラシが置いてありました。一戸建ての家が売りに出るとのこと。職場は最寄の駅からバスで10~15分、さらに歩いて4、5分と少々辺鄙な場所にあるのですが、大まかな住所を見る限りその家は職場のごく近所の様子。30坪強の土地に5LDKの2階屋、築25年で1700万円。通勤は楽だし、今と違って台所がついている! ひとりでは住めないけれど、職場か近所の会社の人2~4人ほどでシェアすれば丁度良さそうだし、所有者に家賃を払えばローンもそれほどきつくないのではなかろうか?

 などと友人に話したところ、どうも乗り気ではない様子。

 風呂は狭くなるし、洗わなくてはならない。トイレも掃除しなければならないし、朝は大混雑必至。週末はどうにも身動きがとりにくい場所だし、共同生活は寮以上にプライバシーがないし、転勤で欠員が出たら補充の見通しもない。退職する頃には建て替えなければならないし、職場と関係なくなったらそこに住む魅力がない........。

 ごもっともです。
 すっかり気勢をそがれてしまいました。
 浮き草サラリーマンには賃貸がせいぜい。

 やれやれ。腕なし天職なし、これといった得意なし。
 ひとり暮らし、三界に家なし、守るべきよすがもなし。

 0です。

 でも、自由なんだ、これが。
 貧に苦しむことなく、重い病気なく、家族の煩いもない。マイナスを背負って生きるのは想像するだに苦しいし、そんな境遇にあればプラスよりなにより0になることこそ至福と夢見ることでしょう。0、素敵じゃん。

 それからしばし、アラビア数字のデザインの美しさを褒め、0の発見を讃えて過ごしておりました。

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October 11, 2004

ころもがえ

 秋雨。今年は雨つづきで、雨音のたつような本降りが多い。台風22号は9日の夜に久しぶりに関東を直撃したし、昨日今日も時折雨降りですっきり晴れてくれません。洗濯物も今日はまだ湿って重いまま。夜気は肌寒いくらいです。

 もう半袖を着る機会もなさそうなので、少しずつ衣更を始めることにしました。日の長さも地面の熱も、正弦波が勢いよく坂を下っていくのが秋。早めについていこうと思っています。

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October 06, 2004

知りません part 1

 帰り道、行きつけのスーパーマーケットに寄ったら「閉店セール」の垂れ幕がさがっておりました。同社系列店も含めて最近過当競争ぎみのような気がしていたので、むべなるかな、と思いつつレジの店員に「いつ閉店するんですか?」と聞いてみたら、知らない、とのこと。

 「上からは何も聞かされていません。お客さまにはチラシでいち早くお知らせします。」と教えてくれた店員さん。一瞬微妙な表情がちらりと顔をかすめました。

 自分の勤め先の上層部人事なども、直接聞く機会はないし、新聞の方が情報が早い。別に日々の仕事に直接の支障はないのだけれど。この店員さんの場合はそれより極端な事例だし、ちょっとやるせない気がするのかもしれません。

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October 05, 2004

洗顔中

 今日からあたらしい実験をはじめることにしました。
 原料のAとBを混ぜて焼けば目的のCができるかな、などとぼんやり考えながら、等量のAとBを炉に仕込んで焼き上がりを見ました。そうしたら、CはできていたんですがやけにBが残っているんです。

 だから化学式ぐらい書いてみろというのに。

 A=MOH  B=N2O  C=MNO
 2MOH+N2O→2MNO+H2O

 な? AはBの2倍いるだろ?

 ・・・・・・。

 うぅ。ついに仕事能力まで中学生を下回ったか。
 顔洗って出直し!

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October 04, 2004

爆笑ダイジェスト版

 ネタ尽きて湯船でぼんやり考えていたら、友人(職場の先輩です)が洗い場に入ってきました。
 「なんかおもしろい話ない?」と聞いたら、「面白い話ねぇ・・・あるよ」と、食堂で放送していたらしいTV番組「驚き謎マネー100連発世間を騒がすアノ値段一挙公開スペシャル3 」の話をしてくれて、大爆笑。多分そのまま番組を見るよりずっと笑いっぱなしだったんじゃないかと。

 なんだ。世の中おもしろいことだらけじゃん!

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October 03, 2004

いっそくとび

 今日は大雨がふったりやんだり。
 今シーズンはじめて長袖を着ましたが、日が暮れるとそれでも寒かった。

 街で2005年のカレンダーを見かけました。
 CDコーナーからは第九が流れてきました。

 早っ!
 2004年、まだまだひと山ふた山、越えていきましょうぜ。

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September 28, 2004

今夜は十五夜

 寮の玄関に団子と栗とふかし芋が供えてありました。

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September 26, 2004

ほっと一息

 HPの更新もひとまず落ち着き、ほっとしています。
 おいおい進めていく作業も内容が見えているし。
 今日は自分のサイトを渡り歩きながらにやにや。
 なんであれ作ることのいちばんの喜びはこの瞬間かもしれない。

 最近ココログの投稿がちょっと重いのが気にかかりますが、バックナンバーが整理しやすく、これまで使っていたメッセージボードよりも使いやすそう。マニュアル本首っ引きでhtmlドキュメントを書いて作るHPよりもココログのほうが簡単に洗練されたデザインにできてありがたいです。欲を言えばもう少しテキストの幅が欲しいところですが、無料の範囲ではそれも仕方ないか。

 さて。次は最難関の部屋のかたづけ。
 今日は古い辞書を捨てました。
 捨てるのは苦手、少しずつ少しずつ。

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コルビジェの都市

 「建築は住むための機械である」 Le Corbusier (1887-1965)

 うーん。すごいことを言い切っているな。
 近代建築の世界では巨匠なんだそうですが。

 僕の建築についての知識はダイヤブロックとレゴに尽きるわけで語る資格はないんですが、実は今日BGMがわりに流していたテレビでコルビジェという建築家と彼が計画したインドの都市チャンディガール(Chandigarh)のことをやっていたんです。

 番組ではこの都市と建造物に批判的でして、たしかに怖い。コンクリート打ちっぱなしの広大な平面と四角く巨大な建物たちは威圧感ばかり際立っていました。棲みたくない、働きたくない...のはいつものことか。

 ネットで検索するといろいろな写真が見つかります。ただ、リンクがはばかられたので・・・興味のある方はさがしてみてくださいませ。

 コンクリート打ちっぱなしの建物はできたての時は新しさと落ち着いた質感が好もしいけれど、時間が経つと汚れ黒ずんで廃墟のようになりがち。古い巨大建築によく使われていて、なぜこんな怪物をつくるんだろうと思っていたのですが、なるほどここに往時のブームの源があったのか。

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September 25, 2004

かたづけの秋

 今年はかたづけの秋ざんす。
 いちばんかたづけが必要なのは僕。(いや別にヨメに行ったりはしませんが。)

 今年は春からボロボロだった。新緑が目に沁みて目に沁みて。今はようやく真夏も過ぎて虫の声が。
 ものごとに深く関わりすぎて身動きがとれなくなって、暑い最中にさっぱり眠れなくて。
 煮詰まった末に思いました。
 
 本当に大切なことなんて、ほとんどないんじゃない?

 そう思ってあたりを見回したら、本当に大切なことはなにもなかった。
 よろしい。隠遁いたしましょう。

  『現代語訳 徒然草』(吉田兼好 作・佐藤春夫 訳・河出文庫)など読んでおります。
 当時は出家すれば隠遁もしやすかったようだけど、今はどうすりゃいいんだろう?
 とにかく仕事はさらっと済ませ、プライベートでは新しいことをはじめないことに。
 かたづけなんか大嫌いだから、時間をかけて遊びながらするのだ。

 HPのかたづけといいながらWeblogを立ち上げてみたりしております。
 だいぶ進んで心は隠遁に近づいたけれど、部屋の中はすっかり混沌になっております。

 と、こんなもんでどうだろう? トラックバック野郎で練習をしてみよう。

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ようやく一服

 夏のはじめに Weblog をはじめようと計画したものの、なかなか進まなくて。
 わからないままとにかく始めてみてから半月、ようやく一段落です。
 トラックバックのしくみとやりかたがまだわからないけれど、やりたかったことはおおむね快適にできるようになりました。

 気に入った自分の場所を持つのはそれだけでも結構大事なことのような気がする。うん。

 さて。うーんとひと伸びして。
 次はHPの手入れです。

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September 23, 2004

秋分

 秋分の日ですね。
 まだ蒸し暑い日もあるけれど、昨日の雨のあとはずいぶんひんやりしていました。
 今年の夏はしんどかったな。
 まだ夏の服を着ているけれど、いちにちいちにち、秋が来ているのでしょう。

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September 22, 2004

夜道をゆけば

 寮の食堂で晩ご飯を食べていて、ふと気づきました。
 ガス、流しっぱなしで帰ってきちゃったんじゃないだろか?

 若い同僚がニヤニヤと気づかってくれました。
 1) これから職場に止めに行ったら、きっと止まっている。
 2) このままにして明日の朝チェックしたら、止まってるかもしれないし、流れっぱなしかもしれない。
 と、奇妙な予言。

 流しているのは5%の水素を含むアルゴンガス。
 アルゴンだけなら問題ないんですが。水素の爆発下限は4%、爆ごうは15~18%で起こるそうです。
 5%の水素は大爆発はしないけれど、火を点ければ燃える。危うい。

 排気装置が動いていれば問題ないんだけど。
 夜は不測の事態が起こりやすい・・・うーん。

 ただ職場に戻るのはなんだか口惜しいので、運動のために自転車で行くことにしました。
 とても大きな上弦の半月が地平線に沈んでいくのを正面に見ながら。

 行ってみたら止まっていた、とか、全部が流れた後でボンベが空だった、とか、そんなこともなく。
 やっぱり流しっぱなしでした。

 帰りはムクドリのさわぐ街路樹の道を通って。
 往復で13kmほどの夜道でした。

 結論。
 もっと職場の近くに住みたい・・・というのでは、反省がないかな。

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September 20, 2004

ファンタジー

 しばらく前のこと。この前の冬だったか。
 読書家の友人が本屋で張り紙を見つけたんだそうです。
 ”泣けなかったらお代をお返しします 「世界の中心で、愛をさけぶ」”

 友人は買って、泣けなかったので、本屋にクレームをつけたそうです。
 別段返金を求めたわけではないのでしょうが、バイトのお兄さんはちょっと困っていたらしい。

 その話を聞いて、泣けるかどうか試したいから貸してくれ、と頼みまして。
 数十ページで投げてしまいました。いや、ちょっと面白いエピソードも書いてあるんだけどね。
 世界に中心はないと思っているし、愛はさけぶものでもないだろうとも思っているもんだから、かな?
 本は今も僕の部屋で寝ています。

 テレビや映画でやってますね。
 テレビの最終回の番組宣伝をひょいと見てしまいました。
 悪口なので端的に言ってしまいます。不幸というエクスカリバーを振り回すバカップルにしか見えなかった......。

 という話をこの友人にしたら、彼はぽつりと言いました。

 「でも、世界の中心で叫びたい気持ちはわかるよ」

 うん。そうだね。
 僕の心の中にも。かつては濃厚にあったし、今も形を変えてはいても、しっかり残っているのです。
 そう。そういう気持ちを大きく結晶成長させたものがこの作品なのかもしれない。
 これもひとつのファンタジーなんだな、と思いました。

 

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September 19, 2004

くたびれることもあるよ

 以前ときどき覗いていた書き手さんのサイトをひさびさに見に行ったら、なにやらおつかれの様子。
 なにげない日記であれ、プロの文芸であれ、ものを書くというのは一筋縄ではないですよね。

 一筋縄ではいかないことを抱えながら生きている人なんだから。
 もちろん、くたびれることもあります。

 直接の面識もないし、親しいわけでもないので、なにか申し上げることはできません。
 本当にしんどい時にはほとんどの言葉を受け付けないということも、身をもってわかります。
 声援というのは意味がある行為なんだろうか? (といいつつ、さりげなく自作にリンクを貼ってみる。)

 抜きさしならぬところにはまりこんでしまったら。
 しばらく身を引くのがいいかもしれない。
 本当にがんばらなきゃならないことは時間もかかるし、舞台も選んでいい。
 大事なことだけ。あとは隠遁するのがいいのかもしれません。

 うん。どうも隠遁にあこがれるな。

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September 17, 2004

自転車

 天気がよくて元気がある日は自転車通勤。
 今朝は3人乗り自転車に出くわしました。前ポケットに男の子、後席に女の子を乗せたよくある親子。
 お母さんが一目散に漕いでいるので追い越しかねていたら、後席の女の子がこちらを見て、

 「コンニチハ・・・」

 と、あいさつしてくれました。

 将来は美人まちがいなしだね。

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September 15, 2004

点源?

 先日ひさしぶりにショートストーリーを書いて、「点源」というタイトルをつけました。

 普段はあまり使わない言葉なので気になって辞書をひいてみたら、載っていないので吃驚。
 理化学辞典にすら載っていない! あわてて物理の教科書をめくって、ようやく使用例を見つけました。そこではとりたてて言葉の説明もなく「点源からの球面波」と書いてありました。それで十分通じるので一般的な言葉なのだとは思うんだけど。

 普通の言葉と思って使ったら相手に通らなかった、というのはちょっとしたショック。
 辞書にないというのもやっぱりショックです。

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September 14, 2004

新月

 今日は八朔。旧暦の八月一日、仲秋の新月です。

 新月はやまだまさん家で月見です。

 ここはまだまだできたてで、ごちゃごちゃしてるしカウンターもないし。
 月にはまだまだ手が届かない。
 やっぱり月は落ち着いたモノトーンのやまだまさん家で見るのが一番かもしれないな。

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September 11, 2004

「ドライブ」廃絶運動

  「遊歩人」’04/9の巻頭エッセイで小谷野先生、「「ドライブ」廃絶運動」とはまたあいかわらず思い切ったことを。ドライブ大好き! という人もいて、現在の社会状況ではそれはやっぱり趣味の範囲に立派に納まっているんじゃないかな。先生の暴論、大好きです。(ときどきシャレにならんけど。)

 僕も実は車があまり好きではなくて、ドライブはしないし、公共交通と自転車を推したいんですが、それでも車を持っています。たしかに一人で通勤しているといかにも無駄で気がひけますな。はぁ。

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September 10, 2004

世界の片隅・時の端

 今を生きる。一隅を照らす。
 短くて曖昧だけど、どちらも好きな言葉です。
 長い長い歴史が背中にあって、生きているものは皆その先端にいる。世界は片隅たちのパッチワークでできていて、ここもそのひとつだ。先行きは不確かだし、手が届く範囲は限られているけれど、誰でもやっぱりどこかで一生懸命なんだね。

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