1dayトーナメント
日本女子プロ将棋協会(LPSA)主催の第1回1dayトーナメント"パールカップ"のネット中継を観戦。30分30秒、8人のトーナメントを半日でこなしてしまうスピーディな進行が売りの新しい試みでした。中継は同時並行とまではいかなかったけれど洗濯物を干しながら横目で眺めるには丁度良く、午後一杯付き合ってしまいました。
女流棋士の将棋は、ある意味、面白い。プロ棋士の将棋は相手の手の殺し合いで、下手の横好きにとっては指し手の意味が深遠すぎて分かりません。これを楽しむには総合力に優れた解説者がいてくれることが必須です。そこへいくと女流棋士の将棋は、やりたいことをやる、というアマチュア有段者の将棋と直結した面白さがある反面、明らかに首を傾げてしまう指し手が時には折角の競り合いを台無しにしてしまうこともあり、良くも悪くも親近感のある将棋が展開されます。ゴルフ好きの同僚が、上達の参考には女子プロゴルファーを見るのがいい、男子は筋力が段違いで参考にならない、と言っていましたが、将棋でも同様のことが言えるかもしれません。
イベントとしてはなかなか面白かったのですが、残念ながら競り合いの面白さを堪能できる棋譜はほとんどありませんでした。棋力では中井六段だけが一頭抜きん出ている印象があり、ここはLPSAの泣き所かもしれません。とはいえ、強さだけならそのうちコンピューターに勝てなくなる宿命にある将棋のこと、我々にとっての楽しさはどこにあるのかを思うとき(片上五段、松尾六段のコメントが良かった。女流棋士はアマチュアに似ていながら顧客ではないので辛口のコメントもあり得ること考えると、女流棋士の将棋をプロ棋士が真剣に批評する、というのは面白いのではないでしょうか。)、LPSAの頑張りと新しい試みに拍手を送りたいと思います。



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